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「飛鳥Ⅲ」、横浜港で命名式開催

2025.07.11
日本船社

「飛鳥Ⅲ」、横浜港で命名式開催

郵船クルーズは11日、横浜港大さん橋国際客船ターミナルに停泊中の「飛鳥Ⅲ」で命名式を行った。同社の西島裕司社長は冒頭あいさつに立ち、「飛鳥Ⅲはコロナ禍の2021年、全国30の金融機関の支援を受けて建造契約を結んだ。飛鳥Ⅲが就航することにより、当社は『飛鳥Ⅱ』とともに2隻運航となる。2隻でより多くの最幸の船旅を届けていきたい。日本のクルーズ文化の未来を拓いていく」と抱負を語った。

 

命名式は、“飛鳥Ⅲ”のリュミエールシアターで実施。

 

来賓の祝辞として中野洋昌国土交通大臣が「飛鳥Ⅲは陸電を採用するなどエコシップでもある。日本の海における憧れの存在として活躍していただきたい」と述べた。

 

続いて山中竹春横浜市長が登壇。「飛鳥Ⅲは横浜を母港としていただいた。船尾に横浜の名を掲げた飛鳥Ⅲが横浜の魅力を世界中に広げてもらうことをうれしく思う」と語った。

 

式中には衆議院議員の菅義偉氏から「飛鳥Ⅲはこれまでの集大成だと聞いている。これまで以上に世界中の人に愛されることを期待している」との祝電も披露された。

 

命名者の日本郵船・曽我社長令夫人が「本船を飛鳥Ⅲと命名いたします」と宣言。船外では伝統的なシャンパンボトル割りが行われ、その様子が船内に中継された。

 

その後、飛鳥Ⅲのアスカプラザでキャプテンズパーティーを実施。初代船長となる小久江尚船長が「飛鳥Ⅲはドイツの造船所で生まれ、ドイツからの回航中に初代・飛鳥、飛鳥Ⅱとすれ違うことができた。幸運な船出だった。さらに回航中は一度もしけることがなかった」と船出の思い出を語った。

命名式に先立ち、メディア関係者に初めて船内が公開された。最上級客室であるロイヤルペントハウスを始めとする客室やレストラン、グランドスパなどが公開された。

 

飛鳥Ⅲは7月20日から営業航海を開始する。郵船クルーズと横浜市は、同日午後4時30分から横浜港大さん橋国際客船ターミナルで就航セレモニーを共同開催する。

 

写真は左から命名式、シャンパン割り、キャプテンズパーティーの様子。

 

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