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郵船クルーズ、34年ぶり新造客船「飛鳥Ⅲ」就航
2025.07.20
日本船社
郵船クルーズ(横浜市)は7月20日、34年ぶりの新造客船「飛鳥Ⅲ」(5万2265トン)が就航したと発表した。「飛鳥Ⅱ」(5万444トン)とあわせて2隻体制での運航となる。
同日、横浜港大さん橋国際客船ターミナルで就航セレモニーが開催された。式典では、横浜市港湾局の新保康裕局長が「飛鳥Ⅲがこれから多くの感動を喜びを与えていくことを楽しみにしている。さらに今日は見送りにこれほど多くの方が横浜港を訪れてくれ、感謝している」とあいさつ。そして「飛鳥Ⅲ」船長の小久江尚氏が「飛鳥Ⅲはコロナ禍において建造契約を結び、いよいよ今日就航となる。大勢の皆さまに愛される船にしたい」と意気込みを語った。就航セレモニーには機関長の中野孝昭氏、ホテルマネージャーの中村研一郎氏も登壇した。
このほか、横浜市との盾の交換、横浜市消防音楽隊による演奏が行われ、離岸後には横浜市消防局消防艇による歓送放水で出港を祝った。
横浜港大さん橋国際客船ターミナルには大勢の見送り客が訪れ、配られた黄色いハンカチを振って飛鳥Ⅲの初就航を見送った。
「飛鳥Ⅲ」の初航海は、「Maiden Voyage函館・小樽」として7月20日から26日までの7日間。初寄港地として函館に寄港したのち、小樽を訪れる。
写真は左から就航セレモニー時の記念撮影、横浜市消防音楽隊による演奏と風船による演出、消防艇による歓送放水



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