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ヴァージンの新料金、航空・ホテル並みの明確さと選択肢を追求

2025.09.26
業界

ヴァージン・ボヤージは25日、料金の透明化を図るとともに柔軟性を高めるため、新たな制度導入を発表した。航空会社やホテルのような明確さと選択肢を意識した試みで、ベランダ付きスタンダード客室の「シーテラス・クラス」以下のカテゴリーに、3つの料金区分を設けた。

 

また、これまで料金に含まれていたチップの額は、別途明示することになった。新料金は10月7日からの新規予約に適用する。

 

この新料金システムは、乗客や旅行会社からの声をフィードバックして策定したもので、料金は「ベース」、「エッセンシャル」、「プレミアム」の中から選べる。

 

ベースは最もエコノミーな節約プラン(返金不可)。1人1台、Wi-Fi(メール、SNS、軽いブラウジング向け)が含まれる。食事の予約は出航15日前からで、名前、客室、日程の変更はできない。

 

エッセンシャルはこれまでの標準料金に近い内容。2~4人目の乗客については名前を変更できる。クルーズをキャンセルした場合は返金不可だが、クレジットとして将来の別のクルーズ代金に振り替えられる。1人1台、メール、SNS、ブラウジング、音声通話に対応したWi-Fiが利用可能。食事予約は出航45日前から。

 

プレミアムでは従来、スイート限定の特典だった出航60日前からの食事予約が、シーテラス以下の客室でも可能となる。Wi-Fiは2台利用可能(ストリーミング・動画対応)、ドリンククレジットも利用できる。電話やオンラインでの予約や問い合わせは、専用ラインで優先的にサポートされる。

 

チップの金額はこれまで、クルーズ料金の中に含めるかたちで特に表示していなかったが、今後は予約時に明示し、透明化を図る。チップの支払い方法は前払い(1人当たり20ドル/泊)あるいは船内精算(同22ドル/泊)から選択できる。

 

写真提供:ヴァージン・ボヤージ

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