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ウインドスターの「スター・エクスプローラー」、来年12月デビュー
ウインドスター・クルーズはこのほど、全室スイートの「スター・エクスプローラー」(9923トン)が2026年12月にデビュー、2027年5月31日にロンドンのテムズ川で歓迎式典と命名式を開催すると発表した。同船は2028年3月まで欧州で通年運航する。
スター・エクスプローラーは、大型船が入れない河川や小さな港、都市の中心部まで進めるのが特徴の一つ。寄港地観光を充実させるため、旅程には終日停泊や長期滞在が組み込まれている。2027年シーズンはノルウェーフィヨルド、バルト海、アイルランド、フランス、北スペイン、ポルトガルの各地を周遊する。
同船はボルドー(ガロンヌ川)、ルーアン(セーヌ川)、ロンドン(テムズ川)の河川港まで航行するほか、カーン(フランス)やサン・セバスチャン(スペイン)を訪れ際は、運河の閘門を通航したり、風光明媚な入江の港へ向かう。
乗客定員は224人、乗組員は135人。112の客室は全室スイートで、広々としたコーナーバルコニー付きの「ホライゾン・オーナーズ・スイート」(2室)をはじめ、バルコニーやインフィニティ・ウィンドウ(開閉機能付き窓)を備えた客室を数多く配置している。
船尾にはマリーナ(格納式プラットフォーム)を装備。乗客はカヤックやパドルボード、シュノーケリング、水上スキーなどのマリンスポーツを楽しめる。
スター・エクスプローラー(旧船名ワールド・エクスプローラー)は、今年12月28日にマラガでデビューする「スター・シーカー」(9934トン、旧船名ワールド・シーカー)の同型姉妹船。この2隻は、ミスティック・インベスト・ホールディング/アトラス・オーシャン・ボヤージがポルトガルのウエスト・シー造船所で新造中だった船体を、ウインドスターが購入したもので、大改装後に新船としてフリートに投入する。
シーカーは2026年秋に日本を訪れる予定。
写真提供:ウインドスター

