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ホンディウス関連事案(続報1)

2026.05.07
業界

オーシャンワイド・エクスペディションズは4日(23:30中央ヨーロッパ時間)、客船「ホンディウス」で発生している重大な医療事態への対応について、以下のとおり発表した。

 

船内では引き続き2人の乗組員に急性呼吸器症状があり、1人は軽症、1人は重症。2人とも緊急の医療処置が必要な状態。乗組員はイギリス国籍とオランダ国籍。現時点では、他に症状を示している人は確認されていない。

 

オーシャンワイドは、WHO(世界保健機関)を通じて、4月27日にセントヘレナ島での下船後に死亡したオランダ人女性からハンタウイルスの変異株が検出されたことを確認した。これにより、ハンタウイルス感染者数は合計2人となった。

 

ホンディウス内の雰囲気は落ち着いており、乗客は概ね冷静を保っている。同社は乗客への情報提供と安心感の醸成に努めるとともに、下船および医療スクリーニングの迅速化を進めている。乗組員は船内全員のサポートと厳格な健康・安全手順の遵守に尽力している。これは同社が定める医療・健康緊急対応計画の最高対応レベルであるレベル3に基づき、隔離措置、衛生プロトコル、医療モニタリングを含んでいる。

 

オランダ当局は現在、症状のある2人と2日に死亡した乗客の同行者の医療避難を積極的に準備している。これには必要な医療機器を搭載し、訓練された医療スタッフが乗務する2機の専用航空機が使用される予定。ただし、これは確定ではなく変更の可能性がある。

 

同船は引き続きカーボベルデ沖に停泊しており、23の国籍にわたる149人が乗船している。乗客の下船、医療避難、医療スクリーニングはいずれも現地保健当局の許可と連携が必要。現地保健当局はすでに船内を訪問し、状況を評価した。船内の2人の患者の医療移送はまだ実施されていない。WHO、RIVM(オランダ国立公衆衛生環境研究所)、関係大使館、オランダ外務省を含む国内外の当局との緊密な協力が継続されている。

 

医療避難予定の3人を除き、乗客はカーボベルデで下船しないことが確認されている。現時点では、ホンディウスに残る乗客の最終的な下船地は決定していない。WHOとオランダ保健当局が組織・監督する医療スクリーニングおよび対応を行うため、ラスパルマスまたはテネリフェへの航行が検討されているが、まだ確定していない。
ホンディウス号における医療状況の経緯は、次のとおり。

 

▽4月11日  乗客1名が船内で死亡。死因は船内では特定できず。
▽4月24日 当該乗客の遺体がセントヘレナ島で下船。妻が本国送還に同行。
▽4月27日 妻が帰路の途中で体調を崩し、その後死亡したとの連絡を受ける。2人ともオランダ国籍。5月4日、この人物からハンタウイルスの変異株が確認された。
▽4月27日 別の乗客が重篤な状態となり、南アフリカへ医療避難。現在ヨハネスブルグの集中治療室で治療中。重篤ながら安定した状態にある。この乗客はイギリス国籍で、ハンタウイルスの変異株が確認されている。
▽5月2日     別の乗客が船内で死亡。死因はまだ確認されていない。この乗客はドイツ国籍。

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