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日本郵船、新レストラン船「AMANE」が進水

2026.09.12
日本船社

日本郵船は11日、長崎県佐世保市の前畑造船で「AMANE(海音)」(約480トン)の命名・進水式を開催した。同船は日本郵船グループが東京湾で36年にわたり運航してきたレストラン船「レディ・クリスタル」の後継船。今後、内装工事などを経て、2027年3月に竣工し、同年5月の就航を予定している。日本郵船の伴野拓司専務執行役員は、「より上質な『異次元の体験』をしてもらい、ファンを増やしていきたい。日本郵船が将来に向かって事業展開していく中で、大きな意味での将来性を象徴していく船となる」と語った。

 

命名・進水式では伴野専務が「AMANE(海音)」と命名し、同船のトータルデザインを手掛けたワンダーウォールの片山正通代表が支綱切断を行った。プロジェクトコンサルティングや顧客体験設計を担当したタイソンズアンドカンパニーの寺田心平代表や前畑造船の北村與志郎代表取締役、田頭愼一会長、日本郵船の山本泰執行役員、クルーズクラブ東京の鶴身明子社長ら多くの関係者が出席した。

 

船名には、新たな船と日本郵船の思いが広くあまねく人々に届くようにとの願いが込められている。「海音」という漢字表記は、穏やかな航海や心地よい海の音が聞こえてくるような情景を表している。

 

伴野専務は、「レディ・クリスタルは30年以上前に当社が客船事業を再開した時の『松』『竹』『梅』『小梅』の4隻のうちの『小梅』にあたる思い入れの強い船だった。36年にわたり運航したが、AMANEはこの後継船ということで思いが強い。次の世代に向けて新しいコンセプトで環境に配慮した船となり、レディ・クリスタルとはまた違う体験ができるクルーズを提供する」と述べた。

 

同船は、電動モーター推進システムを採用したハイブリッド型電気推進船となる点も特徴だ。従来船と比べて、振動や騒音、燃料特有の臭いを大幅に低減し、より静かで快適な船内空間を実現する。加えて、日本郵船グループとして初となる水素燃料を搭載する。山本執行役員は、「静寂性が高く、クルーズ中は海の音や港の音が聞こえるようになる。この点を楽しんでもらうとともに、環境技術を肌で感じてほしい」と話す。

 

(写真1点目)来年5月に就航予定のAMANE

(写真2点目)命名する日本郵船の伴野専務執行役員

(写真3点目)進水したAMANE

 

日本郵船、新レストラン船「AMANE」が進水
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