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NCLインタビュー「10月31日までは乗客ワクチン義務」

2021.06.09

運航再開を控えるノルウェージャンクルーズライン(NCL)は、10月31日までのクルーズについて、乗客のワクチン接種を義務にする。同社のベン・エンジェルバイスプレジデント兼アジア太平洋地区マネージング・ダイレクターがWEB CRUISEのインタビューで明かした。同氏には今後の展開や新造船などについて聞いた。インタビューは以下の通り。

――ノルウェージャンクルーズラインが運航再開を決定しています。ここに至るまでのプロセスは。

運航再開の準備として、第一線で活躍する専門家たちとのパートナーシップを結び、「セイルセーフ保健衛生・安全プログラム」の開発にこの1年間を費やしてきました。4月に発表した同プログラムは以下の3本の柱に基づいています。

1)乗客と乗組員の安全のため、ワクチン接種必須と世界共通な新型コロナウイルス検査、健康スクリーニング手順の強化

2)船内での安全のため、医療レベルの空気ろ過装置、衛生対策強化、医療資源の強化

3)寄港地での安全のため、地上ツアーオペレーターと協力し、各目的地での対策強化を確認

それと並行し、寄港地の規定に合わせた上での航路の開発に取り組んできました。例えば2021年7月25日にスタートする「ノルウェージャン ジュエル」のアテネ(ピレウス)発着の1週間のギリシャクルーズは、地元政府からの協力を得て、毎日寄港が続く航程になっています。

――運航再開に当たって、乗船する際の条件は。

乗船日が2021年10月31日までのクルーズについては、乗客の方は乗船前にワクチン接種と事前の検査を終えていることが必須です。

変化を続けるパンデミックの性質やワクチン接種スピード、そして科学的知見の進展具合を考慮しながら、今後も都度方針や手順を決め、対応していきます。

――運航再開は地中海からですが、その他のエリア(米国&カリブ海&アジア)の運航再開状況は。

2021年7月25日から17隻の船で運航再開することを発表しました。ヨーロッパ、カリブ海、つい最近の発表したアラスカなどでの運行となります。以下抜粋します。

●2021年7月25日~ 
アテネ(ピレウス)発着ギリシャクルーズ
「ノルウェージャン ジェイド」

●2021年8月7日~ 
シアトル発着アラスカクルーズ
「ノルウェージャン ブリス」

●2021年8月7日
プンタカナ(ラロマーナ/ドミニカ共和国)発着東カリブ海クルーズ
「ノルウェージャン ジェム」

●2021年9月5日~
バルセロナ発着西地中海クルーズ
「ノルウェージャン エピック」

●2021年9月13日~
ローマ(チビタベキア)発着イタリアクルーズ
「ノルウェージャン ゲッタウェイ」

――この運航停止期間はNCLにとってどんな期間でしたか。パンデミック前からの変化を教えてください。

運航の一時停止を利用し、クルーズ船の刷新を含む、ビジネスのすべてにわたり革新をはかりました。客船の改装には多くの投資を行いました。「ノルウェージャン エピック」は2020年後半のドライドックで、上級客室専用エリア「ザ・ヘブン」のすべてのスイート客室とパブリックエリアの大々的な改装をしました。

加えて既存の飲料の分野を強化するという取り組みを行なっており、メニューをさらに改善しました。

以下の動画『EMBARK – The Series』では、17隻の船を運航再開に導くため、数多くのスタッフとクルーが過去12ヶ月間をどのように過ごしてきたかをご覧いただけます。
https://nclembark.com/

加えて新造船「ノルウェージャン プリマ」を発表したことを大変誇りに思います。新しいクラスの6隻の中で最初となるクルーズ船で、現在イタリアで建造されており、2022年に完成予定です。

●新造船「ノルウェージャン プリマ」について教えてください。

2022年から2027年、6隻配船予定のプリマクラスの第1船になります。イタリアの造船所フィンカンティエリのマルゲーラ造船所で建造されています。

船体のアートはイタリアのストリートアーティスト、マニュエル・ディ・リタ(通称:ピータ)によるもの。NCL保有船では初めて、船の前方上部までを覆っています。船内のレストラン、客室、パブリックエリアのコンセプトデザインは、イタリア人デザイナーのピエロ・リッソーニをはじめ、建築集団ロックウェル・グループ、SMCデザイン、スウェーデンのティルバーグ・デザイン、YSAデザイン、マイアミベースのスタジオ・ダドなど、いずれも国際的に活躍する建築家らによるものです。

スイートルームで13のカテゴリーがあるのは洋上最多で、多くの客室でブランド史上最大のサイズを確保しています。海とのつながり感じられる屋外デッキスペースも過去最大規模で、プールデッキの総面積はNCLの他のどの船よりも広く、複数のインフィニティプールや広大な屋外ウォークウェイを備えています。屋外で食事を楽しむスペースも多数あります。

ベン・エンジェルバイスプレジデント兼アジア太平洋地区マネージング・ダイレクター

NCLインタビュー「10月31日までは乗客ワクチン義務」
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