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新型コロナのクルーズ客船内拡大の対応で勉強会

2020.03.04
業界

クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」で新型コロナウイルスの肺炎感染が拡大したことを受けて、日本クルーズ&フェリー学会は24日、船内での感染拡大への対応で勉強会を開催する。共催は大阪大学海事戦略研究イニシアティブ。同学会の会長は梅田直哉大阪大学教授、事務局長は池田良穂大阪経済法科大学客員教授。勉強会では、客船の客室、乗組員室に、陰圧(負圧)または与圧(正圧)機能を持たせることで、船内でのウイルス拡散防止や安全な船内隔離を図る可能性を探る。造船会社、舶用機器メーカー、船社、旅行会社など広く関係者と意見交換し、将来の船室設計基準化への提言も視野に入れている。プログラムは、「ダイヤモンド・プリンセスでの新ウイルス禍の経緯」(池田事務局長)、「艦艇のNBC対策について」(三菱重工・竹田大樹氏)、「病院の陰圧室の設計(仮)」(竹中工務店設計部・前田龍紀氏)の講演後、梅田会長の司会進行で総合討論を行う。会場は、大阪大学中之島センター304講義室(大阪市北区中之島4-5-53)。参加費は非会員4000円。申込方法は、同学会事務局にEメール(y-ikeda@s.keiho-u.ac.jp)またはファクス(06-4304-7122)で申し込む。マスク持参。

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