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日本のクルーズ人口、過去最多32万1000人

2019.06.28
業界

国土交通省海事局と港湾局は27日、2018年の日本人のクルーズ人口が前年比1.8%増の32万1000人と過去最多を更新したと発表した。

外航クルーズの乗客数は1万7900人アップし、21万4700人(前年比9.1%増)となった。内訳は日本船社分が8,600人(同7.5%減)、外国船社分が20万6100人(同9.9%増)。目的地はアジアが60.2%、次いで北欧、バルト海14.1%、地中海(エーゲ海、黒海)11.1%。首位のアジアは乗客数12万9300人で前年比15.2%増となった。

国内クルーズの乗客数は10万6400人(前年比10.2%減)。長期の外航クルーズが増加したことにより相対的に国内クルーズが減少した結果、3年ぶりの減少(前年比)となった。内訳はクルーズ船分が10万5300人、内航フェリー分が1,100人。日本を発着する外航旅客定期航路(フェリー、高速船)を利用した日本人乗客数は14万2000人で前年比14.3%増だった。

乗客数に泊数を乗じた人泊数は外航クルーズ168万5600人泊(前年比24.9%増)、国内クルーズは28万8200人泊(同7.4%減)の計197万3800人泊(同18.9%増)。

日本港湾へのクルーズ船寄港回数(確報)は、前年比6.0%増の2,930回で、訪日クルーズ旅客数は同3.1%減の245万1000人。政府は「明日の日本を支える観光ビジョン」で、2020年までに訪日クルーズ旅客数500万人を目標に設定している。

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