誰をも魅了する、至極の洋上宮殿「セブンシーズ・スプレンダー」

メイン・ダイニングと朝・昼用のビュッフェ以外に、4つのスペシャリティー・レストランがある。その上、本格的なキッチンスタジオ「カリナリーアートキッチン」ではクルーズで訪れる場所の料理を学ぶことができる料理教室(教室後はワインとともにしっかりと試食も)が行われるので、適度な船内歩きでおなかを空かせるのは至福の食タイムを満喫するスパイスのひとつなのだ。

 

就航したばかりの同船はその時すでに、食事の質はもとより、夜のエンターテインメントやオリジナルカクテル、ユニークな講座など、革新的なサービスを取り込み、極みを目指していた。約1年半の運航休止期間でさらに進化していることだろう。

就航クルーズの写真を見返していて、心に残ったのは細やかな気遣いかつ朗らかなクルー、そして居心地の良い“洋上の宮殿”で心から幸せそうな笑顔の乗客たち。この船が再びいろいろなクルーズエリアをめぐり、多くの乗客を笑顔にしていく日が再び始まる9月が実に楽しみだ。

CRUISE GALLERY
「メリディアンラウンジ」でのアフタヌーン・ティー。カートには多彩なスイーツが
ジャクジーに入っていると「シャンパンはいかがですか」とウエイターが気を利かせてくれる。知らない乗客ともドリンク片手に話が弾む
「カリナリーアートキッチン」ではクルーズエリアの素材や名物料理を習うことができるので、クルーズ後は自宅で腕を振るえる

SHIP DATA
船名:セブンシーズ スプレンダー
(リージェント セブンシーズ クルーズ)
総トン数:5万5498トン
全長:224メートル/全幅:31メートル
乗客定員:750人/乗組員数:542人

取材協力:リージェント セブンシーズ クルーズ

『CRUISE』2021年夏号に掲載
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