にっぽん丸を知り尽くした旅行会社の会心作
関東・東北からゆく小笠原クルーズ<日立ポートサービス>
北関東を拠点にクルーズ商品を取り扱う日立ポートサービス。年数回実施している「にっぽん丸」のチャータークルーズはキャンセル待ちが出るほどの人気商品だ。そんな日立ポートサービスが2024年春、4回目となる大洗発着小笠原クルーズを実施する。
独自の進化を遂げた固有種が多く生息する小笠原・父島。春はホエールウオッチングもおすすめだ。冬に小笠原周辺で生まれた子クジラが成長し、この時期には親子一緒にブリーチング(ジャンプ)する豪快な姿も見られる。「一日に数十回見られることもありますよ。何度見ても鳥肌が立つほど感動します」(日立ポートサービス寺門達也クルーズ室長)。
小笠原父島で1泊停泊するので丸2日間、小笠原を満喫できる。1日目はネイチャーガイド同行で島の大自然にふれ、2日目は港周辺を散策して島グルメに舌鼓も。山も海も島文化も楽しめそうだ。
終日航海日は2日間あり、にっぽん丸の船内ライフもたっぷり満喫できる。発着地の大洗の酒蔵で造られた日本酒を提供するほか、春においしい旬を迎えるアンコウやしらす、はまぐりなど大洗特産の海の幸を使った料理も準備中とのことで、楽しみだ。
大洗港までのアクセスには、各地の主要駅(JR東京駅、大宮駅、松戸駅、高崎駅、宇都宮駅ほか)から片道5000円の有料送迎車プランを利用できる。そのほか、大洗港駐車場の無料(!)留置プランもあり、自家用車を利用する方にはうれしい限りだ。
来春のにっぽん丸の小笠原クルーズ(自主)は名古屋と神戸発着のみ。この機会に、にっぽん丸の魅力を知り尽くした日立ポートサービスのチャータークルーズで、思う存分、小笠原とにっぽん丸を楽しんでみてはいかがだろう。
編集部おすすめポイント
【Point1】充実のエンターテイナー
歌手・上田正樹さんや落語家、小笠原古謡の歌手らが乗船。弊誌でもおなじみの船旅専門写真家・中村風詩人さんと行く寄港地ツアーも。
【Point2】大洗港まで便利なアクセス
関東・東北の主要駅から大洗港までは「有料送迎車プラン」が便利。自家用車利用の場合は大洗港に無料で駐車できるプランも!
【Point3】町をあげた“おもてなし”
出港時には、全国大会金賞受賞歴のある県立大洗高校マーチングバンドが華麗な演技を披露。船内では大洗特産グルメを堪能したい。