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EU、クルーズ再開のためのガイダンスを発表

2020.07.03
業界

欧州連合(EU)はクルーズ船が運航を再開するにあたってのガイダンス「新型コロナウイルス感染拡大による制限解除後のクルーズ船運航再開のための暫定的なアドバイス」を発表した。 ガイダンスでは、船内生活の場面ごとに細かく推奨項目が挙げられている。例えば、乗船手続きのデジタル化(非接触)や、屋内プールの使用停止、食事のセルフサービスの停止など。船内での活動は年齢層別とし、感染リスクの高い高齢者を他のグループと分けることが推奨されている。客室では、消毒が難しい備品(メニュー、コーヒー・紅茶、ミニバーなど)を撤去することや、一日2回の客室サービスを止めてリクエストベースとすることなどを挙げている。 乗客定員をどの程度、削減するかは明記されていないが、人同士が1.5メートルの物理的距離を保てるようにすること、万が一、感染者が出た場合に備え、乗客・乗組員数の5パーセントを隔離できることを求めており、それだけの空き部屋を用意する必要がある。 航程は3~7日間の短いものとし、寄港地を制限して寄港地のスタッフとのやり取りを減らすことも推奨している。

■EU公式ガイダンス全文(英語版)

https://www.healthygateways.eu/Portals/0/plcdocs/EU_HEALTHY_GATEWAYS_COVID-19_RESTARTING_CRUISES.pdf?ver=2020-07-01-115942-557

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