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米CDC、クルーズ旅行の規制をすべて解除

2022.07.20
業界

米国疾病予防管理センター(CDC)は米国内で運航するクルーズ客船に課していた新型コロナに関する規制を18日にすべて解除した。運航に関する新たなガイダンスは数日以内に公表するとしている。これまで全乗客・乗組員に占める感染者数の割合により客船を、緑、黄色、オレンジ、赤、グレーの5段階に色分けしてサイト上で公開していたが、これも廃止する。

 

7月13日時点で運航中の94隻のうち、感染者が全乗客・乗組員の0.3パーセント以上かつ継続的な感染拡大が起きていない船(オレンジ)は92隻、感染者ゼロ(緑)は2隻と、97パーセントの客船で感染者が出ているにもかかわらず、運航は停止しておらず、「withコロナ」の運用が続いていた。今回の措置はそれをさらに一歩進めた形。

 

一方、日本では感染者が一人でも出ればクルーズを中止し、出発港に戻ることが船会社に義務付けられている。厳しすぎる感染症対策が実態に合わなくなっていないか、国内でも検討が必要な時期に来ているのではないだろうか。

 

CDCは引き続き、クルーズ旅行の前にワクチン接種やPCR検査について船会社のプロトコルを確認することや、船会社に検査要件がない場合は出発3日前以内に検査を受けること、クルーズの3~5日後に検査を受けることなどを推奨している。

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