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バイキングの新造船、試験用水素燃料システムを初搭載

2022.11.11
外国客船

小型水素燃料電池システムを試験搭載したバイキング・オーシャン・クルーズの新造船「バイキング・ネプチューン」(4万7800トン)が竣工し、10日イタリアのフィンカンティエリ造船で引き渡された。バイキングとフィンカンティエリは共同で水素燃料客船の開発プロジェクトを進めており、水素の使用をテストするクルーズ船の就航は、これが初めて。

 

搭載したモジュールは出力100キロワット。クルーズ船での水素使用に関する規則、規制を策定するために、特に重要な試験と位置付けている。両社は将来の新造船向けにより大規模なシステムの導入を目指す。

 

バイキングは今年創業25周年を迎え、ネプチューンは同社の15番目の新造船となった。同船は今月17日に地中海クルーズでデビューした後、大西洋を横断。フォートローダーデールからロンドンまで138日間のワールドクルーズに就く。28カ国、57港を訪れる。

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