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商船三井クルーズ、日本の地域魅力を活かした寄港地観光ツアーを発表
商船三井クルーズが国土交通省や全国の地方港湾・観光局と連携し、他にはない寄港地観光ツアーの提供を発表した。12月から運航する客船「三井オーシャンフジ」で提供する。
寄港地ツアーの一例は下記のとおり。
●ふぐ料亭ランチと臼杵城下町観光(別府)大分県南東部に位置する臼杵石仏を巡る。60体の石仏が現存し、そのうち59体が国宝に指定されている。その後、ふぐランチを楽しんだのち、臼杵城跡、旧臼杵藩主稲葉家下屋敷、野上弥生子文学記念館に立ち寄りながら城下
町を散策する
●名店 みっちゃん貸切! お好み焼きの誕生秘話と食べ方講座(広島)
広島市民にも愛される老舗お好み焼き店「みっちゃん総本店」で乗客限定で提供。普段は行列必至の同店舗で、お好み焼きの歴史や食べ方を聞きながら、本場の味を楽しめる。
●先達人と歩く お遍路 82 番札所 根香寺と栗林公園(坂出)
根香寺までの約 550 メートルの遍路道をガイドと一緒に歩き、四国遍路を体験。根香寺では、巡礼ルートでお寺を訪問する正式な
方法を僧侶のガイドつきで学ぶ。その後、江戸時代には藩主の庭園であり「特別名勝」
にも指定される「栗林公園」に訪問。
● 善通寺~特別案内~(坂出)
弘法大師生誕の地として知られる善通寺の南大門、五重塔、
金堂、戒壇めぐりなどの境内を僧侶のガイドで巡る。国の重要文化財に指定されている五重塔を、三井オーシャンフジの乗客のために特別に開放する。
営業戦略部デスティネーションエクスピリエンスグループ部長、市川紗恵氏は「地域の特色を活かし、お客様に特別な体験をお届けするとともに、各地の観光局や港湾局と協力し、地域経済への貢献も目指している」とコメント。また、国土交通省クルーズ振興室長の林雄介氏も「三井オーシャンクルーズとの連携は、質の高い観光プログラム開発において重要な役割を果たす」と述べている。
新船三井オーシャンフジのデビュークルーズは12月1日、横浜発着で行われ、初の寄港地観光ツアーも同日より開始される予定。