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ストックホルム港、陸電設備の2号機が稼働

2025.05.16

ストックホルム港は、スウェーデンで2番目となる外航クルーズ客船向けの陸上電源設備(OPS)を開設、12日にバイキングの「バイキング・ジュピター」(4万7861トン)に接続し供用を開始した。

 

同港では昨年、外航客船向けOPSの1号機を導入しており、2つの設備でストックホルムへ寄港する外航客船の約半数に陸電を供給できるようになった。電源は風力発電、水力発電で、グリーンエネルギーを100%使用。

 

OPSの導入は、停泊中の温室効果ガスや大気汚染物質の排出、騒音を大幅に削減するための重要な施策の一つ。同港のフェリー航路では、以前からOPSを広く利用している。

 

ストックホルム港は環境性能の高い船に対して港湾使用料の割引などのインセンティブを提供している。クルーズ客船は港湾での汚水排出や分別廃棄物の処理も可能。

 

写真提供:ストックホルム港

ストックホルム港、陸電設備の2号機が稼働
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