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キュナード、全船に陸電接続設備を装備

2023.08.16
業界

キュナード・ラインが運航船すべてに陸電接続設備を装備した。2024年5月就航予定の新造船「クイーン・アン」(11万3000トン)にも同システムを導入する予定。

 

15日発表したもので、装備が完了したのは「クイーン・メリー2」(14万8528トン、2004年建造)、「クイーン・ビクトリア」(9万49トン、2007年建造)、「クイーン・エリザベス」(9万901トン、2010年建造)の3隻。

 

陸電供給施設のある岸壁に接岸した場合、直接接続することで地元の電力網から供給が受けられ、その間エンジンを停止できる。停泊中の排出ガスや騒音を削減できるため、環境保全に取り組むクルーズ各社は陸電接続設備の搭載を進めている。

 

クイーン・メリー2の拠点港、米国のブルックリン・クルーズ・ターミナルや、クイーン・アンの母港となる英国サウサンプトンなど、多くの主要港では既にクルーズ船が地元の送電網に接続できるように、陸電供給システムが整備されている。

 

(写真:クイーン・メリー2、提供:カーニバル・コーポレーション)

キュナード、全船に陸電接続設備を装備
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