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MSCクルーズジャパン、万博スイス館で商品説明会を開催
MSCクルーズジャパンは13日、公式パートナーとなっている大阪・関西万博のスイス・パビリオン内で商品説明会を開催した。エンターテインメントを充実させているコンテンポラリー・タイプのクルーズ客船を運航するMSCクルーズと、ラグジュアリー・タイプのエクスプローラ ジャーニーというふたつのブランドについてそれぞれ紹介した。
冒頭、MSCクルーズジャパンのマッシモ・ルッソ副社長(写真左)が歓迎のあいさつを行った。具体的な内容は関西セールスマネージャーの百武達也氏(写真中央)が担当した。世界でクルーズ人口が拡大している中で、アジアでもクルーズの市場が成長するも、日本のクルーズ人口が伸び悩んでいることを指摘。今後の日本市場に期待し、「旅行業界にとってチャンス」と強調した。MSCクルーズは20万トン超となるワールド・クラスと呼ぶ大型客船を順次投入中。2022年に就航した第1船「MSCワールドエウローパ」(21万5,863トン)、第2船「MSCワールドアメリカ」の今年就航に続き、第3船が2027年、第4船が28年に計画されているとした。
「MSCベリッシマ」の日本発着コースでは、今年11月から那覇発着の4泊クルーズを10本実施。来年4月2日~11日の東京発着コースでは、同9日に寄港する神戸で下船が、5月10日~17日の東京発着コースでも同11日~12日に寄港する神戸から乗船することが可能となるよう調整を進めており、関西の利用を高める。ゴールデンウィークは東京発着で、4月29日~5月4日の5泊6日、5月4日~10日の6泊7日の2本を組成し、利用しやすい商品だとアピールした。
エクスプローラ ジャーニーは三木理沙江氏(写真右)が紹介した。約6万3,000トンの「エクスプローラ」(23年)と「エクスプローラⅡ」(24年)の2隻が就航中。今後4隻増やして計6隻とする計画が進められている。第3船、第4船の2隻は、一回り大きめの7万3,800トンだが、乗組員・乗客の人数は若干増でパブリックスペースが広くなるという。燃料にLNGを採用して、それぞれ2026年8月、27年4月に就航予定。第5船(27年)、第6船(28年)は水素を利用するという。
最新のニュースとして、今年4月、バルセロナ港にMSCクルーズ専用ターミナルができ、最初の客船として「エクスプローラⅡ」が入港して式典も行われたことを伝えた。同船は今年、F1レースのモ
ナコ・グランプリでホテルシップとして活用された。さらにメンバーシップによる「エクスプローラクラブ」の創設も挙げた。
エクスプローラ ジャーニーは今月25日~27日、東京ビッグサイトで開催される「第3回国際ウェルネスツーリズムEXPO」(主催:RXジャパン)にも出展予定。

