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「バイキング・ヴェスタ」引き渡し、7月2日にベニスでデビュー

2025.06.27
外国船社

フィンカンティエリは26日、アンコーナ造船所(イタリア)で建造中だったバイキング向け新造船「バイキング・ヴェスタ」(5万4300トン、乗客定員998人)を引き渡した。式典にはバイキング会長兼CEOのトルスタイン・ハーゲン氏、フィンカンティエリ商船部門ゼネラル・マネージャーのルイージ・マタラッツォ氏らが出席した。

 

同船は、フィンカンティエリ(子会社・ヴァルド建造船2隻含む)がバンキングに引き渡した14隻目の小型ラグジュアリー客船。7月2日、ベニスからバルセロナに向け12泊の処女航海に出発する。デビュー・シーズンは地中海、北欧に展開する。

 

バイキングはリバークルーズ客船を2028年までに27隻、外航クルーズ客船を2031年までに10隻を投入する予定。

 

同社は現在、ゼロエミッションで運航できる世界初の水素動力クルーズ客船「バイキング・リブラ」(5万4300トン、納期2026年後半予定)と、同型船の「バイキング・アストレア」(同2027年予定)をアンコーナで建造中。LNG燃料などと並行して、リブラとアストレアは、部分的に液化水素と燃料電池をベースにした推進システムを採用する。

 

写真提供:バイキング

「バイキング・ヴェスタ」引き渡し、7月2日にベニスでデビュー
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