News

MBエナジー、「マイン・シフ7」にメタノール補油試験を完了

2026.09.08
業界

MBエナジー(ドイツ)は、キール港のオストゼーカイ・クルーズターミナルで、TUIクルーズ運航の客船「マイン・シフ7」(11万1500トン)に行ったタノール補油試験を無事に完了した。今回の補油は推進用ではなく、ボイラー用燃料として供給したもので、両社が進める低炭素船舶燃料の実用化に向けた重要な節目となった。

 

試験では、再生可能原料由来のメタノール約25立方メートルを、専用トラックから船体へ補給した。約2900人の乗客が乗船し、桟橋で複数の作業が同時に進行する状況下で、大型クルーズ船への安全な補油を実施し、この補給方式が実際の運航でも運用可能であることを実証した。

 

MBエナジーのジョナサン・パーキンスCEOは、「再生可能メタノールのような低炭素燃料が、すでに安全かつ確実にクルーズ運航へ組み込める段階にあることを、今回の試験が裏付けた」と述べた。

 

同社はハンブルクのブルーメンザント地区で、貯蔵インフラのメタノール対応化を進めており、今後は海運業界向けに低炭素アンモニアやメタノールの供給拡大を計画している。ハンブルクとキールを北ドイツにおける中核拠点と位置づけ、将来的には欧州各港への供給網拡大も視野に入れている。

 

一方、TUIクルーズのイェルク・ウマン戦略企画・財務・IR・燃料担当ディレクターは、「実際の運航条件のもとで、認証済みの再生可能メタノールを取り扱えたことは、TUIにとって貴重な運用実績になった」と語った。

 

写真提供:MBエナジー

MBエナジー、「マイン・シフ7」にメタノール補油試験を完了
TOPへ戻る
シェアアイコン