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シルバーシー、「地球最南端のホテル」11月5日開業 南極フライクルーズの拠点に
シルバーシー・クルーズは11月5日、チリ最南端のプエルト・ウィリアムスに整備した新ホテル「ザ・コーモラント・アット55サウス」を正式開業する。同社が「地球最南端のホテル」と位置付ける施設で、南極フライクルーズ・プログラムの拠点となる。
同社は10月20日、2026~27年の南極クルーズシーズンの開幕を発表し、同ホテルの概要を明らかにした。今季は2027年3月までに「シルバー・エンデバー」(総トン数2万449トン)、「シルバー・ウィンド」(同1万7235トン)、「シルバー・クラウド」(同1万6927トン)の3隻で計40航海を運航する。
航海日数は6~21泊で、南極半島に加え、サウスジョージア島やフォークランド諸島にも寄港する。このうち29航海が航空機とクルーズを組み合わせたフライクルーズで、すべての旅程に同ホテルでの滞在が含まれる。
フライクルーズは、航空機でドレーク海峡を越えて南極に向かうことで、荒天に見舞われることもある同海峡の船旅を短縮、または省略できるのが特徴だ。
フライクルーズ29航海のうち、14航海はシルバー・エンデバーが運航する。往復とも航空機でドレーク海峡を越え、南極半島やサウス・シェトランド諸島を巡る。残る15航海は、シルバー・ウィンド、シルバー・クラウド、シルバー・エンデバーの3隻による片道型の旅程で、航空機と船を組み合わせてドレーク海峡を横断する。出発日によって南下または北上する。チャーター便やエクスペディション体験、ゾディアックボートによる探検も各航海に組み込む。
南極への玄関口となるプエルト・ウィリアムスへは、サンティアゴからシルバーシー専用のチャーター便を運航する。機内では3コースの食事などを提供する。同社によると、サンティアゴとプエルト・ウィリアムスを直接結ぶ唯一の航空便という。
ホテルには、南極クルーズでも乗客を案内するエクスペディション・エキスパートが常駐する。周辺では、ビーグル水道でのカヤック、ナバリノ島での自然ガイドやバードウォッチングの専門家によるハイキング、現地の原野に詳しいガイド「バケアーノ」と巡る乗馬などのアクティビティーを用意する。
メインレストラン「ラティテュード55」では、パタゴニアの食文化を取り入れた料理をファミリースタイルで提供。「バー・スール」では、チリワインや地元食材を使ったカクテルを楽しめる。
プエルト・ウィリアムスを発着し、往復ともドレーク海峡を船で横断するクルーズは11航海を設定する。
11月7日出発のシルバー・ウィンドによる18泊クルーズは、フォークランド諸島のウェスト・ポイント島、サンダース島、ポート・スタンレーを経てサウスジョージア島へ向かい、エレファント島沖を通って南極半島に至る。12月9日出発のシルバー・クラウドによる12泊クルーズでは、南極圏の南側で1日を過ごす。2027年3月4日出発のシルバー・エンデバーによる21泊クルーズは今季最長で、ブエノスアイレスを終着地とする唯一の航海となる。
シルバーシーのバート・ヘルナンデス社長は「ザ・コーモラントは、南極への唯一無二でシームレスな旅を実現する」と述べている。
写真提供:シルバーシー・クルーズ


