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コスタクルーズ、健康衛生プロトコルを発表
2020.08.07
外国船社
コスタクルーズは、乗客と乗組員の安全を守るための健康衛生プロトコル「コスタ・セーフティー・プロトコル」を発表した。感染症対策の専門家らと協力して策定、イタリア船級協会(RINA)のバイオセーフティー・トラスト認証を受けた。このプロトコルでは、乗客・乗組員の安全、船内生活や衛生管理、船内の医療体制などについて、具体的な感染症対策が提示されている。
乗組員については、出身国で2回、イタリア到着後に3回目のCOVID-19検査を受け、陰性が確認されてから14日間の検疫隔離を経て乗船。乗船後は毎日の検温、健康チェックを行うほか、月に一度、全乗組員の再検査を実施する。
乗客は、乗船前に健康チェックなどをオンラインで行い、発着港、寄港地でも検温などのスクリーニングを実施する。ターミナルや船内でもソーシャルディスタンスを確保、寄港地ツアーは少人数制や出発時間をずらすなどし、ツアーバスは使用前後に消毒を行う。
船内でのマスクの着用について、屋内は必須、屋外ではソーシャルディスタンスが確保できない場合は着用する必要がある。船内イベントは少人数のグループで数回実施。ビュッフェは営業せず、食事はすべてスタッフが提供する。
船内の清掃、消毒を徹底し、換気システムには、外部からの空気を高い効率でろ過し、内部の空気の再循環を最小限に抑える新しいフィルターを設置する。船内では24時間体制で医療サービスを提供し、PCR検査キットと診断装置が設置される。
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