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郵船クルーズ、感染症対策でサービス変更、乗船人数制限など

2020.06.11
日本客船

郵船クルーズは、「飛鳥Ⅱ」(5万444トン)における新型コロナウイルスの感染対策として、乗船人数の制限や、ダンスタイムの中止など、一部サービスを変更・中止する。

運航再開時には、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を保つため、乗船できる乗客の人数を制限。レストランやカフェ、バーでは提供方法を工夫し、入店時間や座席を指定する。ビュッフェではなく、スタッフによる料理の提供を予定している。プロダクションショーやイベントはソーシャル・ディスタンスに配慮し、当面、ダンスタイムなど一部プログラムの開催を中止する。ショップやフィットネスセンター、グランドスパなどの船内施設では、入場人数を制限(または利用方法を変更)する。寄港時には、認証を受けた感染症対策ガイドラインに沿って寄港地観光ツアーを実施し、バスの乗車人数を制限して運行する。上陸時と帰船時には舷門(乗下船口)付近でサーモグラフィーチェックを実施する。

そのほか、乗船時のスクリーニング(質問票の提出、検温の実施)や、船内各所への消毒液の配置、船内の定期的な消毒清掃など衛生管理の強化、乗組員の一日2回の検温実施とマスク着用での接客サービスの実施などを予定している。万が一、感染の疑われる乗客がいた場合には、訓練を受けた乗組員がガイドラインに沿って全乗客の安全確保に努める。症状のある乗客には途中で下船してもらう場合があるとしている。

さらに、船内の換気システムは外気の取り込みと同時に、同量の空気を船外に排気しており、循環はしていない。客室やパブリックエリアなど船内の空気は約10分で入れ替わっている、と説明している。

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