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ヴァンテアン撤退、コロナが追い打ち

2020.06.02
業界

東海汽船は5月29日、100%出資子会社の東京ヴァンテアンクルーズが運営するレストランシップ事業から撤退することを決めた。事業撤退日は6月30日で、既に運航を休止している。今後、時期は未定としつつも、東京ヴァンテアンクルーズ社は解散・清算する予定。レストラン船の売却や解撤などの方針は未定。

レストラン船「ヴァンテアン」(1700トン、三菱重工下関造船所建造)が就航した1989年は「クルーズ元年」といわれた年で、「ふじ丸」や「おせあにっくぐれいす」など外航クルーズ客船がデビューする中、フルコース料理を提供するレストラン船が東京湾はじめ各地で登場。「海から眺める非日常の風景」を楽しめる小さな船旅として、クルーズ時代の幕開けに華を添えた。

ヴァンテアンは竹芝桟橋発着で東京港周遊クルーズを展開してきたが、長年の償却費負担や近年の競合の激化、老朽化による維持整備費の増加などが響き、厳しい経営状況が続いていた。さらに今年に入ってからは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で損失が膨らんだ。

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