これからキュナードに乗りたい3つの理由
「クイーン・メリー2」英国クルーズ乗船レポート

これからキュナードに乗りたい3つの理由 「クイーン・メリー2」英国クルーズ乗船レポート
CRUISE STORY
クルーズストーリー
2022.10.27
広く、クラシカルな雰囲気のライブラリー

衣食住の住、船内イベントなどを含むクルーズライフでは、社交ダンス教室へ行き本当にびっくりした。ほぼマスクなしで距離も取らずに、“普通”に乗客たちが楽しく踊っている! 同社は必要に応じてマスクが配布されるシステムなので、もしつけたいと思うなら持参したい。

ダンスレッスンの風景。誰もがマスクをせず、コロナ禍前同様に楽しんでいた

洋上で唯一のプラネタリウムをもつQM2では終日航海日に無料で鑑賞できる。通常は天体ショーだが、今回は地球温暖化がテーマだった。ナレーションは映画『シンドラーのリスト』で主演男優賞を受賞した俳優リーアム・ニーソンだったのも特筆だろう。

同船のシンボリックな施設のひとつである本格的なプラネタリウム

●コロナ疲れをラグジュアリーに癒やせる

 

コロナという長いトンネルにやっと出口が見えてきた。クルーズが可能になったら友人や家族とキュナードなどラグジュアリーな船を選び、がんばったごほうびにすることもできよう。また内側の客室から窓付きへ、バルコニー客室ならバスタブがある上級客室へグレードアップという選択肢もある。

 

キュナード社は乗船時に全客室にボトルでウエルカム・ドリンクが入り、英王室御用達のアメニティーを全室に装備、港のシャトルバスも無料。スパで3種類のサウナを堪能したり、マッサージや美顔などのぜいたくも、たまにはいい。有料のステーキハウスや本格的なインド料理などもおすすめだ。

船内のスパ「マレール ウェルネス&ビューティ」。アクアセラピー・プールなどがあり、リラックスして過ごせる

●海外クルーズだから楽しめる出会い

 

最後に船内で出会った人々も記しておこう。パーサーズオフィスの日本人クルーにはスマートフォンのネット接続時にお世話になった。日本語表示のまま丁寧に教えてもらえて、感謝したい。日本人におすすめの場所は操舵室がガラス越しに見学できるエリアとか。

 

寄港地ブルージュの観光では、同じバスのスコットランド人夫妻と知り合った。カフェでワッフルを食べながら旅行談義を楽しんだ。スパで「写真撮りましょうか?」と声をかけてくれた男性はサウサンプトン在住の英国人。「ワールドカップで日本に滞在したよ」と、日本の話で盛り上がった。エレベーター待ちの時に「すてきですね」と髪飾りをほめられたことも。

 

クルーズでの出会いや楽しみは変わらない。乗船前は不安だったが、下船時は満足感に包まれた。

寄港地ツアーにて、ブルージュ運河を訪ねた。マスク着用などの規制は何もなかった
男性クルーの赤い制服も、キュナード社を象徴する装いのひとつ

 

■取材メモ

英国サウサンプトン発着
ブルージュ&ロッテルダム クルーズ
日程:2022年9月11日(日)~9月15日(木)
コース:サウサンプトン~ブルージュ(ベルギー)
~ロッテルダム(オランダ)~終日航海日~サウサンプトン
クルーズ代金:9万2000円
船名:クイーン・メリー2(キュナード・ライン)
総トン数:15万1400トン
乗客定員:2,691人/乗組員数:1,292人

吉田あやこ【プロフィール】

クルーズアンバサダー、薬剤師

6隻の船で8回半の世界一周クルーズを経験。リバークルーズ船「バイキング・デリング」の命名者。クルーズの魅力を伝えるブログ「在英クルーズアンバサダーあやこ」も好評

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