【特集】“驚き”と“くつろぎ”が詰まった
光の新造船、サン・プリンセス

食の選択肢は増えてゆく
サン・プリンセスについて語るには驚くべきレストランの進化や革新も外せない。同船で食を十分に堪能するなら、10〜14日間のクルーズでないとなかなか厳しいと言えるほどの多彩ぶりなのだ。
すべてのレストランをめぐるという目的ではなく、同船の“画期的な食”を知るにはどのレストランも見逃せないのが理由だ。
興味深いのは異業種とのコラボレーション(レストランだけにとどまらないが……)。
まずは世界的ポップアートの第一人者、ロメロ・ブリット氏の愛とアートをテーマにした「ラブ・バイ・ブリット」。メニューから皿、プレゼンテーションまでブリット氏の世界観に浸りつつ、料理すべてを極上に仕上げている。アートも味も景色もすべてそろった “行くべき”レストランだ。
「ブッチャーズ・ブロック・バイ・ダリオ」もユニーク。イタリアのトスカーナ州で8代続く精肉店を営み、肉そのものの味を伝える料理店でも有名なダリオ・チェッキーニ氏と独占提携。同氏のレストランと同様に、予約者は赤ワインから始まり、家族のように同時に大きなテーブルを囲んで、牛肉の各部位を最高の焼き加減で食べる。
魚介も負けていない。14冊の料理本を執筆し、洋上の革新的料理を牽引するルディ・ソダミンが新鮮なシーフードを海から得たインスピレーションのエッセンスと共に提供する「キャッチ・バイ・ルディ」も同船の新しい試みだ。
日本食も充実で、江戸前寿司を専門とする大桑誠氏が監修する「マコト・オーシャン」、鉄板焼き&火鍋(しゃぶしゃぶに近い)を提供するレストランがある。
同社の船で人気のステーキハウス「クラウン・グリル」、イタリアンの「サバティーニ・イタリアン・トラットリア」も健在だ。
上記のスペシャリティー・レストラン以外に、カジュアル・ダイニングとして、「アルフレッド・ピッツェリア」と「オマリーズ・アイリッシュ・パブ」が登場した。
クルーズ代金に含まれるメイン・ダイニングも3フロアにわたり、光が降り注ぐ後尾に位置する。
焼きたてのピッエリアやアイリッシュ・パブなど新しいカジュアル・ダイニングもさっそく人気。
クルーズ代金を「プリンセス・プレミア」(1泊あたり1万4000円プラス)にすると、チップやアルコールは元より、カジュアル・ダイニングもスペシャリティー・レストランも無制限に無料で利用できるので、レストランを全制覇することも可能だ。
ヘルシー&おいしい屋外グリル
屋外のグリルはピザやバーガー、タコスだけでなく、サラダバーやポキ、ヘルシードリンクなど健康志向のメニューも豊富!「スマイズ・クリーム」という初コラボのアイスクリームもある


■お魚? お肉? アート? まさかの洋上の食体験
陸上でも珍しいユニークなレストランが登場
【ラブ・バイ・ブリット】
世界的アーティスト、ロメロ・ブリット氏の“アートと愛”をルディ・ソダミンが料理に具現化。船尾で眺めもよいロマンティックなレストラン(要予約・有料)



【キャッチ・バイ・ルディ】
ルディ・ソダミンが、牡蠣などの新鮮なシーフードを、海から発想を得た料理法や驚きのプレゼンテーションでシーフードやサイドを提供(要予約・有料)



【ブッチャーズ・ブロック・バイ・ダリオ】
トスカーナの精肉屋の家に生まれたダリオ氏が動物への配慮と責任感を持ちつつ、牛のいろいろな部位を最高の焼き方で少しずつ味わわせてくれる(要予約・有料)



■船尾には3つのメイン・ダイニングが
一番上はサンクチュアリ・コレクション用のダイニング。特別なクルーズなら少しぜいたくに
【メイン・ダイニング】
下は2回制のトラディショナル・ダイニング。上は予約制、エニタイム・ダイニングと分かれている。船尾の窓側をリクエストしたい


【マコト・オーシャン】
船のアトリウム「ピアッツァ」横にはマイアミや南米で活躍中の大桑誠氏監修の江戸前寿司「マコト・オーシャン」が(要予約・有料)


【ウマイ・ホットポット】
鉄板焼きと同じレストラン内にある火鍋。出汁は2種類選ぶことができる。しゃぶしゃぶに近いので野菜もたくさん摂れる(要予約・有料)


【アルフレッド・ピッツェリア】
オーダーしてから焼いてくれるカジュアル・ダイニングのピッツェリア。その味は「洋上最高のピザ」と『USA TODAY』で選ばれたほど(有料)

