【特集】“驚き”と“くつろぎ”が詰まった
光の新造船、サン・プリンセス
心地よい空間の数々
プリンセス・クルーズの中で最大客船となったサン・プリンセス。「ザ・ドーム」や船体中央のガラス張りの球体以外も船体全体に多くのガラスと曲線を使ってエレガントに仕上げられている。
船内の施設や食に触れてきたが、屋外デッキなどもうまく造られている。たとえば、9デッキのビュッフェの外にはプロムナードデッキがあり、潮風を浴びながら食事ができるテーブルが並ぶ。さらにのんびり過ごせるソファなどもゆったりと置かれている。船尾まで行けばインフィニティープールやジャクジー、バーが集まる「ウェイク・ビュー・テラス」がある。
17デッキの「リド・プール」のまわりもバーやグリル、カフェと、居心地がよいエリアがそろう。
天気が悪い日や肌寒い日はガラスで覆われた船首の「シー・ビュー・テラス」や「ザ・ドーム」でのんびりできる。日中、ザ・ドームの椅子はビーチチェア仕様になっていて、パノラマビューを楽しみながらくつろげる。
特別なクルーズなら上級客室の“サンクチュアリ・コレクション”の客室を選ぼう(※)。該当客室の乗客は専用リラクゼーション・エリア「サンクチュアリ・クラブ」や専用レストラン、ラウンジなどワンランク上の体験ができる。
再度、船内に目を向けると「ダイヤモンド・プリンセス」でおなじみのバーやラウンジが、ガラッと違う雰囲気になっている。「クルーナーズ・バー」はピアッツァの近くにモダンになって登場。重厚感たっぷりの「ホイールハウス・バー」は誰もが通る場所にあり、「ちょっと座って飲まない?」と気軽に立ち寄れる雰囲気になっていて意外性があった。
ショッピングエリアも2フロアになり、買い物の楽しみも増えた。船内を歩き疲れたら、おいしそうなペストリーやスイーツがずらりと並ぶカフェも2カ所あり、LAVAZZAのコーヒーが飲める(1カ所は24時間営業)。
光に溢れた宝箱のようなプリンセスの最新船を、日本のクルーズ愛好者に体験してほしいと心から思った。同社の伝統を守りながら進化している同船で寄港地と“光の船内ライフ”を堪能してほしい。
(※)スフィア・クラスでは上級客室クラスとして、「サンクチュアリ・コレクション」が導入され、専用施設が利用できるうえ、「プリンセス・プレミア」などの特典が付く
■船内外にソファ&カフェが
プロムナードにはのんびり座れるソファが(グリルやピザ、バーも!)。船内のピアッツァにはフードやスイーツを提供するカフェやソファもたくさん
【サンクチュアリ・クラブ】
「サンクチュアリ・コレクション」の乗客が使える専用のリラクゼーションエリア。プライベート・カバナもぜひ予約したい
船尾にはインフィニティープール
8デッキ後方にある「ウェイク・ビュー・テラス」にはジャクジーやインフィニティープールがあり海を近くに感じる
入りやすいオープンなバーも
快適! カバナ・ジュニア・スイート
通常のバルコニー客室の、客室とバルコニーの間にソファ付きの部屋がある新タイプ客室。ルームサービスを食べたり、バルコニーでは暑い時や寒い時にサンルームのように使えてとても快適。
SHIP DATA
船名:サン・プリンセス
(プリンセス・クルーズ)
総トン数:17万7882トン
乗客定員:4300人/乗組員数:1600人
全長:345メートル
全幅:42メートル
日程:2024年6月1日(土)〜6月8日(土)
船名:サン・プリンセス(プリンセス・クルーズ)
コース:バルセロナ〜航海日〜ジブラルタル〜航海日〜マルセイユ〜ジェノバ〜ラ・スペツィア〜チビタベッキア