三井オーシャンフジでめぐる南台湾
港から見える台湾の素顔、3港周遊で知る奥深き魅力

三井オーシャンフジでめぐる南台湾 港から見える台湾の素顔、3港周遊で知る奥深き魅力
CRUISE STORY
クルーズストーリー
2026.02.27
那覇を出港した船は、台湾の3つの港を目指す。高雄、安平、そして台中※へ。港から街へ歩き出すたび、その土地の輪郭が立ち上がってきた。
※天候の影響により、台中寄港は基隆に変更
写真・文=君島有紀
高雄港に初入港する三井オーシャンフジ。2023年にクルーズターミナルを新設した港周辺には近代的な風景が広がる
寄港そのものがハイライト、港から知る新たな台湾

安平で参加した寄港地観光ツアーでのこと。「台湾は初めてという方は?」の問いに手を挙げたのは、わずか2人。一方で「台南は?」という問いには、参加者のほとんどが手を挙げていた。身近な外国である台湾でも、台南まで足を延ばす人はそう多くない。

 

2024年12月に就航した「三井オーシャンフジ」は、「にっぽん丸」を運航してきた商船三井クルーズの新しい船だ。コンパクトな船体を生かし、大型客船では入りにくい港へ寄港できることを強みとする。今回の航路は、まさにその特性を生かしたものといえる。

 

今回の那覇発着・南台湾周遊は、にっぽん丸で人気のロングセラー企画「飛んでクルーズ」にルーツを持つ。空路と船旅を組み合わせ、限られた日程で密度高く港をめぐる。にっぽん丸で培われた、土地の文化や人に触れるきめ細やかな寄港地プログラムは、同船にも色濃く受け継がれている。どこに寄港するか、そこで何を体験できるかを重視する姿勢が、この航路にも表れていた。旅慣れた人でも、新たな発見が生まれる設計だ。

 

高雄港は台湾南部を代表する港で、クルーズの定番寄港地の一つだが、同船としては今回が初寄港となった。一方で安平港は、歴史ある港町でありながら、港の規模が大きくないため、クルーズ寄港地としての実績はまだ多くない。コンパクトな客船だからこそ実現した、特別な寄港地と言える。寄港時には、港で台南市長自らが乗員・乗客を迎え入れ、一人一人に土産を手渡す熱烈な歓迎を受けた。天候の影響でかなわなかったが、クルーズ船の寄港が多くない台中港にも初寄港する予定だった。

 

各港では、終日かけて見どころをめぐる「ベストオブ」、半日で要点を押さえフリータイムも楽しめる「ハイライト」、そしてトレンドや文化に焦点を当てたユニークなコースなど数種類の寄港地観光ツアーが用意された。視点まで選べるのが面白い。初めてでも、何度目でも、いつもと違う台湾に出会える導線が用意されていた。

三井オーシャンフジ、南台湾周遊
高雄港では初寄港の記念盾を交換
CRUISE GALLERY
三井オーシャンフジ、南台湾周遊
高雄港では初寄港の記念盾を交換
三井オーシャンフジ、南台湾周遊
台南市の安平港では、伝統文化のパフォーマンスや太鼓の歓迎演奏も
CRUISE GALLERY
三井オーシャンフジ、南台湾周遊
台南市の安平港では、伝統文化のパフォーマンスや太鼓の歓迎演奏も
三井オーシャンフジ、南台湾周遊
高雄港では、台湾名物のカラスミなど特産品の販売も
CRUISE GALLERY
三井オーシャンフジ、南台湾周遊
高雄港では、台湾名物のカラスミなど特産品の販売も
TOPへ戻る
シェアアイコン