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フッティルーテンは今年7月に就航させたばかりの新造船「ロアール・アムンセン」（2万889トン）の命名式を南極のブラバント島チリグアノ湾で開催した。南極で客船の命名式を開催するのは世界で初めて。伝統的な命名式ではシャンパンボトルを船体に打ち付けて割るが、この式典では氷の塊を船首で割った。

同船はアイスクラスPC-6の砕氷船で、世界初の電気推進を取り入れたハイブリッド燃料型客船。大型バッテリーパックを使用し、同じサイズの他船と比較して 二酸化炭素排出量を 20％以上削減できる。2020年春まで南極に、2020年夏はアラスカに配船となる。同型第2船「フリチョフ・ナンセン」はクレベン造船（ノルウェー）で建造中で、2020年4月に就航を予定している。

写真左：ロアール・アムンセン
写真中：シャンパンボトルの代わりに割られた氷塊
写真右：式典の様子