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フッティルーテン集団感染、乗組員の検疫不足など原因か

2020.08.05
外国客船

運航再開後、新型コロナウイルスの集団感染が発生したフッティルーテンの「ロアール・アムンセン」(2万889トン)で、外国人乗組員への不適切な検疫や、感染発覚後の乗客の下船など、感染予防のプロトコルが遵守されていなかったことが明らかになった。同社はノルウェー・ドイツ船級協会に全面的な外部調査を依頼した。

ダニエル・スケルダム最高経営責任者(CEO)は「われわれは間違いを犯し、失敗した。クルーズの準備はできたと思っていた。乗客、乗組員、そしてフッティルーテンを愛するすべての人々にお詫び申し上げる」と陳謝した。スケルダムCEOは、国立公衆衛生研究所からの助言や推奨事項が経営トップに伝わっておらず、間違った決定につながったことを認めている。

同船では7月17日発と24日発の2航海の乗組員36人と乗客5人が新型コロナウイルスに感染。同社は定期航路を除く全船の運航を当面中止した。

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