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金沢港と神戸港、クルーズ振興に関する連携協定締結

2022.03.18

金沢港と神戸港はクルーズ振興に関する連携協定を締結した。18日に行われた共同記者会見の中で明らかにした。

 

共同記者会見には神戸市の久元喜造市長、石川県の谷本正憲知事らが出席。久元市長は「今回の協定は、関西の観光振興にとって夢がある。関西と北陸は新幹線や空路などの移動方法があり、クルーズに新幹線や空路を組み合わせて面白い観光ルートができるのではないかと楽しみにしている」と語った。

 

これに対し石川県の谷本正憲知事は、「6年前に北陸新幹線が開業して以来、クルーズ船の寄港が年間50隻ほどに増加した。レール&クルーズというスタイルを楽しむ方も増えている。神戸港との間で協定を結ぶのは、金沢にとっては日本海側の拠点港としての確固たる地位を築くのに有効であり、さらにお互いの港にとってメリットがあると考え、2年前から協定を提案していた」と述べた。

 

登壇した日本クルーズ客船の入谷泰生代表取締役社長は、「金沢港と神戸港は、北前船で結ばれていた歴史があり、今回の協定は令和時代の北前航路となる。ぱしふぃっくびいなすでも2022年9月に両港を結ぶクルーズを計画中だ」と明かした。

 

旅行会社郵船トラベルの山﨑紀彦常務執行役員は「神戸・金沢港のさらなる発展に向けて飛行機・鉄道を組み合わせたクルーズツアーを計画中」だと述べ、この協定がさらにユニークな旅行商品の開発に役立つとした。

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