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RCL第2四半期決算、純損失5億ドル、前期から大幅に改善

2022.07.29
業界

ロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)は2022年度第2四半期(2022年4~6月)決算を発表した。純損失は米国会計基準で5億ドル(約673億円)。新型コロナの影響により、いまだ純損失ではあるものの、第1四半期は12億ドル、前年同期は13億ドルから大幅に改善した。今期の営業キャッシュフローはプラスに転じた。

 

6月にはグループ全船で運航を再開。消費者需要の継続的な強さを受け、今期の稼働率は82パーセントで、6月は90パーセントに達した。アラスカやカリブ海など北米では第3四半期は100パーセントと好調。ヨーロッパ方面は予約が堅調だったが、ロシアによるウクライナ侵攻の影響により稼働率が下がった。全体の売上の3分の一を占めるはずのヨーロッパの不調は、第3四半期の売上に悪影響を及ぼすと見込む。いまだクルーズを再開していないエリアは中国など東アジアのみ。長期的には中国市場の成長を楽観視しているが、中国への配船計画は一時的に他エリアへの配置に変更したとしている。

 

第3四半期の売上見込みは29億~30億ドル、EBITDA(税引前利益に特別損益、支払利息、減価償却費を加えて算出)は7億~7億5000ドルを見込む。6月末現在、33億ドルの流動性を確保している。

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