News

RCLの2024年通期業績、売上高19%増、純利益70%

2025.01.29
業界

ロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)は28日、2024年(1月〜12月)の通期業績を報告した。売上高は前年比19%増の164億8400万ドル、純利益は70%増の28億9600万ドルで、1株当たり利益(EPS)は10.94ドル、調整後EPSは11.8ドルとなった。予想を上回った背景についてRCLは、期近の需要に対する価格設定の強化と船内収益の継続的な好調を挙げている。

 

RCLの第4四半期は、売上高は前年同期比13%増の37億6100万ドル、純利益は倍増の5億5900万ドルだった。対売上高純利益率は15%で、前年同期に比べ7%増加した。四半期の乗船率は108%。増益は傘下クルーズ・ブランドのクルーズ価格と船内収益の上昇が大きく寄与した。

 

2025年通期見通しについて、純利回りは為替変動の影響を除いたベースで2.5%~4.5%を見込んでいる。調整後EPSは14.35ドルから14.65ドルの範囲と予想している。

 

予約は第3四半期以降加速。乗客の増加と価格上昇により、前年の業績を上回る好調が続いるという。RCLのナフタリ・ホルツCFO(最高財務責任者)は、2025年の調整後利益が23%増加すると見ている。

 

2025年第1四半期(1月〜3月)の純利回りは、新造船投入による乗船率のアップが奏功し、2024年と比べて一定通貨ベースで4.75%~5.25%の増加を予想。調整後 EPSは2.43ドルから2.53ドルの範囲を見込んでいる。

 

資料提供:RCL

 

RCLの2024年通期業績、売上高19%増、純利益70%
TOPへ戻る
シェアアイコン