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ブラックフライデー、過去最多の予約に沸く米国船社

2022.12.02
業界

ブラックフライデー、サイバーマンデーで、米国の大手クルーズ船社は軒並み過去最多の乗船予約数を記録した。コロナ感染がひと段落したことや、米国マーケットへの新造船投入が奏功したようだ。

 

米国の感謝祭は毎年11月の第4木曜日で、 翌日の金曜日はブラックフライデーと呼ばれ、小売店で大規模なセールス合戦が展開される。また、翌週の月曜から始まるオンライン上の安売りセールはサイバーマンデーとして定着。この時期は米国のクルーズ業界にとっても書き入れ時で、翌年の集客を占う重要な商戦の一つ。

 

最大手のカーニバル・クルーズ・ラインは今年3月28日から4月3日の1週間で、過去最も多くの予約を受けたが、今回のサイバーマンデーはそれを大きく上回り、予約数は2桁の伸びを示した。新造船の就航などがマーケットに訴求した。11月から「カーニバル・ルミノーザ」(9万2600トン、前「コスタ・ルミノーザ」)をオーストラリアに配船。先月末には新造船「カーニバル・セレブレーション」(18万800トン)をカリブ海クルーズに投入した。今後、2024年までに3隻が加わる予定。来年から始まるニューヨーク発着の「カーニバル・ベネチア」(13万5225トン、コスタ・クルーズの「コスタ・ベネチア」から移管)、ノーフォーク発着の「カーニバル・マジック」(12万8048トン)の就航も人気を呼んだ。

 

ホーランド・アメリカ・ライン(カーニバル・コーポーレーション傘下)もブラックフライデーの予約数は過去最高を記録。当日の予約数はコロナ禍前の2019年を20%近く上回り、ブラックフライデーからサイバーマンデーまでの期間では10%以上増加した。特にアラスカ・クルーズの売れ行きが順調で、ブラックフライデーは2019年の時に比べ60%以上も上回った。ブラックフライデーからサイバーマンデーまでの間は25%以上増えた。

 

ロイヤル・カリビアン・インターナショナルは今年4月に過去最多の予約日と予約週を、また10月には、2024年に就航する世界最大客船「アイコン・オブ・ザ・シーズ」(25万800トン)の販売開始が反響を呼び、1日当たりの予約記録を更新した。さらに、ブラックフライデーでは同社53年の歴史で最多の予約数を獲得。サイバーマンデーは過去最大の予約週間となった。アイコンの話題や、今年3月にポートカナベラル発着クルーズに就いた新造船「ワンダー・オブ・ザ・シーズ」(23万6857トン)のサービス開始が注目を集めた。

 

セレブリティ・クルーズ(ロイヤル・カリビアン・グループ傘下)も同様にブラックフライデー、サイバーマンデーともに過去最多の予約数となった。同社は今年4月に新造船「セレブリティ・ビヨンド」(14万600トン)が竣工。欧州クルーズに展開後、11月からフォートローダーデイル発着のカリブ海に投入した。

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