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ルミナス神戸2、大阪/神戸で新航路開拓

2022.12.28
フェリー

神戸クルーザーは27日、大阪港/神戸港の間でレストラン船「ルミナス神戸2」(4,778トン)によるモニタークルーズを行った。両港間を結ぶ旅客船は現在なく、2025年の大阪・関西万博を前に新航路開拓を目指している。

 

同社は神戸港で、同船と「コンチェルト」のレストラン船2隻を運航する。ルミナス神戸2は定員1,000人で、国内最大のレストラン船。2隻とも通常は神戸港を中心に運航されている。大阪・関西万博やIR(統合型リゾート)を見据えて、神戸港と大阪港を結ぶ新航路の開拓に乗り出し、8月にテスト運航を実施。10月に許認可申請し、今回、往復運航するモニターツアーを行った。

 

参加したのは約200人。行政、旅行会社などが160人、学生など一般の人は40人。大阪港天保山岸壁から出港し、大阪湾を90分航行し、神戸港中突堤に到着した。午後は神戸港から大阪港に帰った。船内で、同社の日野洋一社長は「25年に大阪港の夢洲で万博が開催される。増大するインバウンドでオーバーツーリズムが懸念されており、いかに分散させるかだ」として新航路の意義を強調した。

 

両港間の運航だけでなく、淡路島・津名港と結ぶ航路や大阪港発着で夢洲周辺をめぐるコースも検討している。就学旅行や企業向けクルージングなどを対象とした商品での利用を求め、許認可取得後は不定期で運航したい考え。

写真1点目:ルミナス神戸2

写真2点目:船上デッキから大阪港を眺める参加者

ルミナス神戸2、大阪/神戸で新航路開拓
ルミナス神戸2、大阪/神戸で新航路開拓
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