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ホーランド、史上初の極地間往復クルーズへ

2023.04.21
外国客船

ホーランド・アメリカ・ライン(HAL)は2025年に南極・北極を訪れる133日間の大遠征を行う。極地間を往復するクルーズは史上初。20日、ガス・アンターシャ社長が北海をクルーズ中の「ザイデルダム」(8万2305トン)船上で発表したもの。合わせて124日間の世界一周クルーズの実施も明らかにした。いずれも出発は同年1月で、HALが120日以上のロング・クルーズを同時に実施するのは初めて。

 

両極地を巡る「グランド・ボヤージュ/ポール・ツー・ポール」はフォートローダーデル発着で、「フォーレンダム」(6万1214トン)を投入。出航は2025年1月25日。5大陸、28カ国、68カ所に立ち寄る。船はパナマ運河を経由して南北ルートをたどり、南米西海岸に沿って南極大陸に南下。南極周遊後、折り返しアルゼンチン、ブラジル沿岸を北上、アマゾン川の中心部へと向かう。その後、大西洋を東航してアフリカに渡り、北極圏を目指す。ノルウェーフィヨルド、ノースケープ、アイスランド、グリーンランドを経由して大西洋を西航し帰港する。

 

世界一周クルーズの「グランド・ワールド・ボヤージュ」には「ザイデルダム」が就航し、6大陸、32カ国、46カ所を訪問する。フォートローダーデール発着で、出航は同年1月4日。パナマ運河を通過し、イースター島、オーストラリア、インドネシア、スリランカ、セーシェル、ケープタウンなどへ。船は折り返しアフリカの東海岸に沿ってインド洋を北上、スエズ運河を経由して地中海各地に寄港する。

 

一般予約は5月24日開始。先行予約はすでに始まっている。

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