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第3四半期、NCLHも大幅に収支改善

2023.11.02
業界

ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングス(NCLH)の2023年第3四半期(7月〜9月)は大手他社と同様、大幅に収支を改善した。乗船率は106%と好調だったが、イスラエルとパレスチナの衝突やマウイ島の火災などの影響で、通期(1月〜12月)では102%とやや低くなる見込み。イスラエルはじめ周辺地域への寄港について同社は、今年の残り期間と来年分を全て中止したことを明らかにした。

 

NCLHが1日発表した決算によると、第3四半期の売上高は、前年同期(16億1551万ドル)の1.5倍に当たる25億3603万ドルを計上。パンデミック前の2019年同期に比べ33%上回った。純利益は3億4586万ドルとなり、前年同期の2億9539万ドルの損失から大きく改善した。

 

この結果、1月〜9月の売上高は、前年同期(33億2463万ドル)の約2倍の65億6346万ドル。純利益は2億7266万ドル(前年同期/純損失17億8742万ドル)となり、急速な業績回復を印象付けた。

 

第4四半期の予約数は記録的なレベルで、運賃も高い水準にある。さらに12カ月先ベースではより高い運賃で予約を獲得、堅調を維持している。

2023年通期の調整後EBITDA(金利・税金・償却前利益)は18億6000万ドルと予想。調整後EPS(1株当たり純利益)は0.73ドルで、従来予想の0.8ドルを下回る見通し。

 

写真提供:ノルウェージャン・クルーズ・ライン

第3四半期、NCLHも大幅に収支改善
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