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JOPA、クルーズ・オブ・ザ・イヤー授賞式を開催
2024.12.20
業界
日本外航客船協会(JOPA)は19日、都内で「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2024」授賞式を開催した。業界関係者ら約150人が参加した。冒頭、あいさつに立った遠藤弘之会長(郵船クルーズ社長)は「今年は普通のオペレーションでの外航クルーズも可能になり、ロングクルーズも盛んに実施された。外国籍船の入港も非常に好調と伺っている。先日の『三井オーシャンフジ』就航や来年には『飛鳥Ⅲ』の就航もあり、平成元年の『クルーズ元年』から30数年、一世代を経て日本のクルーズは新たなステージに入ってきている」と述べた。
今回もグランプリには国土交通大臣賞が付与された。中野洋昌国土交通大臣は「クルーズは地域経済への波及効果が高く、観光立国を目指すわが国の新しいフロンティアだ。政府として客船誘致や港湾の整備、クルーズ利用の促進など官民一体となって取り組んでいく。今後はクルーズ人口のすそ野を広げることが大切だ。事業者の皆さまには安全な航海のための万全な取り組みをお願いしたい」と述べた。
グランプリを受賞した郵船クルーズの西島裕司副社長執行役員は「6年ぶりに実施した世界一周クルーズは、陸海社員が一丸となってなんとか100日の航海を終えることができた。関係するすべての方に感謝申し上げる。一同、これを励みに来夏就航の飛鳥Ⅲでも安全で質の高いクルーズを提供していく」とあいさつした。
授賞者、選考理由は既報のとおり。
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