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MSCクルーズ、「ワールド・クラス」の第5・6船を新造発注
2025.05.20
業界
MSCクルーズは19日、新造船2隻をアトランティック造船所に発注したと発表した。契約したのは21万トン超の「ワールド・クラス」の第5船、6船で、納期は2029年と2030年。
MSCは現在、同造船所で第3船の「MSCワールド・アジア」(21万5863トン、2026年竣工)と第4船の「MSCワールド・アトランティック」(同、2027年竣工)を建造中。ワールド・クラスの第1船は2022年就航の「MSCワールド・エウローパ」(21万5863トン)、第2船は今年4月に就航した「MSCワールド・アメリカ」(21万6638トン)。
エウローパはMSCクルーズ初のLNG燃料船。ワールド・クラスの船はすべてLNGを主燃料とし、必要に応じ重油などの船舶燃料油を使用する二元燃料エンジンを搭載。将来的にバイオ燃料や合成燃料が普及した際にはそれらにも対応可能で、さらに環境負荷の低減を図れるとしている。
エウローパは現在、地中海、ワールド・アメリカはカリブ海に展開中。ワールド・アジアは地中海、ワールド・アトランティックはカリブ海に就航する予定。
写真: MSCワールド・アジア、提供:MSCクルーズ

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