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MSCクルーズ、ワールド・アジアの全容を公開
MSCクルーズは4日、新造船「MSCワールド・アジア」(21万5863トン)の全容を公開した。来年12月4日、7泊の地中海クルーズでデビューする。
同船にはアジアの文化や景観をモチーフにしたデザインが随所に施される。巨大な滑り台、アジアの味が楽しめるフードエリア、家族向けエリア、シンボリックな龍のモニュメントなどがお目見えする。概要は、以下のとおり。
▽巨大な龍の立体アート
長さ約12メートル、幅9メートルのステンレス製の龍のオブジェが、「ワールド・プロムナード」の天井から吊り下がり、700枚のミラーと3000個のLEDで幻想的な空間を演出。
▽地中海に就航
2026年冬からバルセロナ、マルセイユ、ジェノバ、チビタベッキア、メッシーナ、バレッタに寄港。2027年夏はナポリを加えた7泊クルーズを展開。
▽長大なドライ・スライダー
12デッキを滑り降りる長さ81メールの滑り台。シンガポールの「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」の「スーパーツリー」から着想を得たデザインを採用。
▽「パン・アジアン・ストリートフード」
東南アジアの屋台料理をテーマにしたレストラン。シンガポール、タイ、ラオス、香港、ベトナム、インドネシアなどの料理を提供。
▽「ザ・ハーバー」
アジアの雰囲気を取り入れたファミリー向け屋外エリア。海上から50メートルの洋上ブランコ、ロープコース、アクアパーク、プレーゾーンを用意。
▽「ザ・クラブハウス」
家族向けの室内施設。卓球、バスケ、ローラースケート、バンパーカー、レゴなどを楽しめる。
▽「オールスターズ・スポーツバー」
MSC初のアメリカ風スポーツバーをヨーロッパ航路に導入。大型スクリーンで試合観戦しながらアメリカ料理を堪能できる。
▽「ヨットクラブ」のカテゴリー拡大
最上級の専用エリア付きプレミアクラス、ヨットクラブに7種類のカテゴリーを用意。新たに6人まで宿泊可能な客室も登場。専用ラウンジ、レストラン、サンデッキ、バトラーなど特別サービスを提供。
▽40以上のバー&レストラン
ステーキ、鉄板焼き、寿司、タコスなどに加え、新たにアジア風の料理店や軽食店がオープン。船内醸造のクラフトビールも味わえる。
▽7つの区分
船内は家族向け冒険エリア、禅エリア、アクアデッキ、テラス、ガレリア、プロムナード、ヨットクラブに分け、選択肢を豊富に、わかりやすくレイアウト。
▽20種類以上の客室タイプ
スイート、バルコニー付きの海側客室をはじめ、プロムナードに面した客室、連結可能な家族向け客室、1人向け内側客室まで、多様なニーズに対応。
▽ウェルネス&スパ体験
最新のジム器具、理容室、7つのプール、13のホットタブなど、健康・美容施設が充実。
写真提供:MSCクルーズ


