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JOPA向井会長、年頭あいさつ「日本のクルーズは新しい時代に突入」

2026.01.05
業界

日本外航客船協会(JOPA)の向井恒道会長(商船三井クルーズ社長・写真)は「昨年7月、日本籍船として27年ぶりの新造客船となる『飛鳥Ⅲ』が就航した。今年5月には『にっぽん丸』が引退するが、9月には『三井オーシャンサクラ』がデビュー予定で、着々と準備が進む。日本のクルーズはまさに新しい時代に突入した。当協会として引き続きクルーズ業界の振興に力を注ぎ、クルーズの楽しさを広く伝えていく」など新年のあいさつをした。要旨は下記のとおり。

 

昨年7月、日本籍船として27年ぶりの新造客船となる「飛鳥Ⅲ」が郵船クルーズより就航した。就航当日には多くの方々が横浜港大さん橋客船ターミナルを訪れるなど、新しいクルーズに対する皆さまの期待の大きさを感じた。

 

こうしたなか国土交通省海事局は「2030年までに日本人のクルーズ人口を100万人に拡大」するとした目標を掲げた。クルーズ人口の増加は、日本のクルーズ業界の発展はもとより、クルーズ船が寄港する地域への経済波及効果をもたらし、観光立国の実現に寄与するものと確信する。さらには海運、造船、船員、旅行業、港湾など海事産業全体の魅力度向上にもつながる。クルーズ体験を通じて海への関心を育み、理解を深め、愛着を持つ「海事思想」の普及も期待できるだろう。当協会としてもクルーズの魅力をより多くの皆さまに知っていただけるよう、一層の活動に取り組んでいく。

 

クルーズ・コンサルタント認定試験では、前年を大きく上回る423名が合格した。顧客層も新たな層に広がりつつあり、クルーズ商品が多様化のフェーズに入ったいま、クルーズに精通した販売要員が顧客に合ったクルーズ商品を提案・販売できることは、マーケットの拡大に大きく寄与する。当協会は引き続き、クルーズに精通した人材の育成に努め、クルーズ業界の振興・発展のため貢献していく。

 

国際定期旅客船については、コロナ禍以降運航を停止していた航路が再開するなど、2024年は国際間旅客運送の利用者数は84.1万人となり、旅客需要は回復に向かっている。2025年の利用者数は引き続き順調に推移しているものと認識している。船旅の魅力を広くアピールするためのパンフレットも作成中だ。

 

今年5月には商船三井クルーズの「にっぽん丸」が引退するが、9月には「三井オーシャンサクラ」がデビュー予定で、着々と準備が進む。また、2027年にはRヨットによるヨットスタイル客船、2028年度にはオリエンタルランドによるディズニー客船の就航も予定されており、日本のクルーズはまさに新しい時代に突入した。当協会として引き続きクルーズ業界の振興に力を注ぎ、クルーズの楽しさを広く伝えていく。

JOPA向井会長、年頭あいさつ「日本のクルーズは新しい時代に突入」
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