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神戸港、にっぽん丸の最終航海の出港セレモニーを開催

2026.04.14
日本船社

5月に引退する商船三井クルーズの「にっぽん丸」の最後の神戸出港に際し、神戸市港湾局と神戸観光局港湾振興部は12日、セレモニーを神戸ポートターミナルで開催した。同船の最後の姿を見ようと多くの人たちが訪れ、見送った。

 

セレモニーで神戸市の山本雄司理事兼港湾局長があいさつ。「にっぽん丸は三菱重工業神戸造船所で建造され、1990年に就航した。神戸港発着クルーズは400回を超え、生まれ故郷の港で毎回多くの神戸市民が誇らしい気持ちで出港を見送ってきた」と神戸との縁を紹介。「日本のクルーズ元年と言われる1989年の翌年に就航したにっぽん丸は、わが国のレジャークルーズの発展に重要な役割を果たしてきた。多くの人々がにっぽん丸に乗船して、クルーズの楽しさや味わい、くつろぎを知り、にっぽん丸が初めてのクルーズだったという声も多く聞かれる」と功績を指摘。「安全な運航とおもてなしに深い敬意を表する。神戸港のにぎわいづくりへの寄与に心より感謝する」と述べ、最後に「35年間本当にお疲れさまでした。そして、どうぞお気をつけていってらっしゃい」と見送りの言葉とした。

 

にっぽん丸の内田幸一船長もあいさつに立ち、「みなさん、にっぽん丸に会いに来てくれてありがたい。神戸はにっぽん丸が始まったかけがえのない場所。大変多くのお客様と、生まれ故郷である神戸から出発し、神戸に帰ってきた時間が、にっぽん丸にとっても私たちにとってもかけがえのないひと時だった。長い間、にっぽん丸を盛り上げて下さった神戸市民のみなさん、港の関係者、本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

 

記念品贈呈のほか、神戸港から引退に寄せて市民が思い出や感謝の気持ちなどのメッセージを記入した横断幕を送った。セレモニーには、神戸観光局の岡田宏二専務理事、にっぽん丸の火置将一機関長、川野一郎ゼネラルマネージャーも出席した。

 

にっぽん丸が出港する際は、神戸市消防音楽隊による歓送演奏も行われた。ターミナルのデッキの端から端まで人々が並び、船がゆっくり離れると旗や手を振って見送った。にっぽん丸も汽笛を鳴らして答えた。船の姿が見えなくなるまでデッキにいる人も多く、別れを惜しんだ。

 

写真は、左はメッセージ横断幕、中央はセレモニーの記念撮影、右は最終出港を見送る人たち

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