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感染症対策で安全規格策定へ、NKとJOPA、7月までに確立

2020.06.04
業界

日本海事協会(NK)は3日、クルーズ船におけるウイルスなど感染症対策の安全管理などを定める「バイオセーフティマネジメントシステム」を確立する検討を開始した。日本外航客船協会(JOPA)と協力し、7月までに規格の策定を目指す。新型コロナウィルスの世界的な流行でクルーズなどの感染対策が重要視される中、新たに作る規格に基づいてクルーズ船社が実施する感染対策をNKが認証し、クルーズが安全に運航できる体制を作る。

NKが事務局となり、JOPAと連携して国内クルーズ船社や医療専門家、旅行会社などから構成される検討会(委員長:梅田直哉大阪大学大学院教授)を設置した。検討会では、JOPAが5月に公表した「感染予防対策ガイドライン」や、世界保健機関(WHO)などの国際機関、関係業界のガイドラインも参照して、クルーズ船における感染症拡大の防止を目的としたバイオセーフティマネジメントシステム規格の策定と、対応検討を行う。第1回の会合を先月26日に開催した。NKは、さまざまなマネジメントシステム認証で培った知見と経験を活用する。

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