2代でつなぐ、飛鳥の古今東西

親⼦2代で客船・飛鳥を追い続けるVOLVOXの写真家、中村庸夫⽒・武弘⽒。
「初代・⾶⿃」、そして「⾶⿃Ⅱ」の雄姿と撮影時のエピソードを届けよう。
【2代でつなぐ、飛鳥の古今東西】横浜港の飛鳥と飛鳥II
横浜港大さん橋国際客船ターミナルの先端付近に「出船」で接岸する飛鳥II。 ベイ・ブリッジの遠くに対岸の千葉が広がる(撮影=中村武弘)

横浜港の飛鳥と飛鳥II

初代「飛鳥」は1991年に三菱重工業長崎造船所で建造され、横浜港に回航された後にお披露目航海に旅立った。当時大さん橋は工事中で、乗船手続きは、さん橋の氷川丸側に作られた大さん橋ふ頭ビルで行われ、すぐ横に飛鳥は接岸した。私は赤く染まり始めた空をバックに、五色のテープが投げられる中、飛鳥がゆっくり桟橋を離れくシーンを撮影した。

 

この3年後、2002年に「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」のリニューアル工事が終わり、個性的なデザインのターミナルが登場する。

 

時が移り、「飛鳥・」の時代になって接岸場所は大さん橋の赤レンガ倉庫側に代わり、ランドマークタワー方向から撮影しやすくなった。そしてみなとみらいには次々に新しいビルが建ち風景も大きく変わってきた。

 

息子の武弘はランドマークタワーから、ベイ・ブリッジの向こうに満月が上り、赤レンガ倉庫や観覧車などがパノラマのように広がるシーンを撮影した。

【2代でつなぐ、飛鳥の古今東西】横浜港の飛鳥と飛鳥II
劇的なシーンを撮影しようとボートをチャーター。見送りの人々と飛鳥の間に入り、テープが切れて風になびくシーンの撮影を行った(撮影=中村庸夫)

VOLVOX〈ボルボックス〉
中村庸夫・武弘親子が撮影を務める海洋写真事務所。七つの海を撮り、国内外で写真集、著書を100タイトル以上出版してきた。初代・飛鳥の就航以来、外観写真を撮り続けている。2006年に交通文化賞、2010年に海洋立国推進功労者表彰受賞。

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