美しき欧州の国々を、客船で再び
オーシャニアクルーズ「マリーナ」北欧クルーズ乗船レポート

美しき欧州の国々を、客船で再び オーシャニアクルーズ「マリーナ」北欧クルーズ乗船レポート
CRUISE STORY
クルーズストーリー
2022.12.23
船内後方にあるメイン・ダイニングはパノラミックな景色も広がる。もちろん好きな時間に行けるフリー・シーティング

 

オーシャニアクルーズはプレミアムラグジュアリーを称す船で、高級客船を擁すリージェント セブンシーズ クルーズを姉妹ブランドに持つため、すべてにおいてクオリティーが高い。

 

当初は“美食の船”として認知を上げたが、3万トン(Rクラス)の4隻と、6万6000トン(Oクラス)の2隻が、小型船の強みを生かして、世界の珍しい寄港地を網羅しているのも大きな強みだ。

 

寄港地にちなんだ本格的な料理教室を初めて導入したのも同社。現在はアートクラスやユニークな寄港地ツアーに力を入れている。

フランスの著名シェフが監修する「ジャック」。本格的なフレンチが味わえる
CRUISE GALLERY
フランスの著名シェフが監修する「ジャック」。本格的なフレンチが味わえる

船内はシンプルシックで落ち着きがあり、クルーのサービスも評価が高い。というわけで、“アッパープレミアム”な客船でありながら、コストパフォーマンスが良いこともあり、人気は高まるばかり。今年初旬に同社が発売した2024年の「180日間世界一周クルーズ」が発売当日に完売したのも納得がいく。上質な船上ライフと、充実した無料船内サービスや寄港地でのユニークな体験を求めるならオーシャニアクルーズはぴったりだ。

 

アトリウムのシンボルはタイタニック風の階段
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アトリウムのシンボルはタイタニック風の階段

Oクラスの船には、4つのスペシャリティー・レストラン以外にもワインとディナーの極上ペアリングが味わえるレストランや、イリーのコーヒーと軽食がつまめるカフェ、クラッシックなアフタヌーンティーなど食のシーンが実に多彩かつ更に進化中だ。

食前や食後には常に人が集まるマティーニ・バー。周囲には居心地のよいラウンジも広がる
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食前や食後には常に人が集まるマティーニ・バー。周囲には居心地のよいラウンジも広がる

さらに2023年5月に、約10年ぶりにオーシャニアクルーズが新造船「ビスタ」を就航させる。船のサイズや乗客定員はOクラス客船に近いが、各施設のデザイン性はもちろん食もサービスも新コンセプトを折り込んだ肝入りの新造船となる。

 

ビスタの就航に向けて、今回のクルーズでは同社CEOたちが乗り込み、記者会見を行う意気込み。ビスタで提供する予定の新カクテルや料理の試飲食も各所で行われた。

 

オーシャニアクルーズの、バージョンアップした新造船の誕生も楽しみだ。

【取材メモ】

日程:2022年8月7日(日)〜17日(水)
コース:コペンハーゲン(デンマーク)〜キール(ドイツ)〜ボーンホルム島(デンマーク)〜ビスビー(ゴットランド島/スウェーデン)〜クライペダ(リトアニア)〜リガ(ラトビア)〜タリン(エストニア)〜ヘルシンキ(フィンランド)〜ハミナ(フィンランド)〜ストックホルム(スウェーデン)
クルーズ代金:3,299ドル(2名一室利用時の1名分/2022年7月時。料金は変動制)

船名:マリーナ (オーシャニアクルーズ)
総トン数:6万6000トン
乗客定員:1,238人/乗組員数:776人

 

オーシャニアクルーズ日本支社
https://jp.oceaniacruises.com

2022年秋号に掲載
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