暮らすように旅する「飛鳥Ⅱ」
のんびり秋旅クルーズ、瀬戸内の島を眺めて美食と健康を

暮らすように旅する「飛鳥Ⅱ」 のんびり秋旅クルーズ、瀬戸内の島を眺めて美食と健康を
CRUISE STORY
クルーズストーリー
2023.02.27
夜には飛鳥Ⅱのためのサプライズ花火が宇久須港から上がった

●富士山、花火、皆既月食……長旅ゆえの「盛りだくさん」

 

慣れた方なら、終日航海日があってこそクルーズそのもの、船そのものを楽しめるとご存じのはず。9日中3日が終日航海だった今航はまさにそうしたクルーズで、飛鳥Ⅱのよさ、船旅のよさが存分に体感できたのがうれしい。

 

幸いすべての日が晴れて海も穏やかだった上、6日目の11月8日は皆既月食の日に重なり、新宮出港後のデッキから赤銅色に変わりゆく月の姿がばっちり見えた。

 

新宮寄港日は運よく皆既月食の日。出港後の船上から赤銅色の月がはっきり見えた
CRUISE GALLERY
新宮寄港日は運よく皆既月食の日。出港後の船上から赤銅色の月がはっきり見えた

 

7日目の四日市では寄港地観光ツアーで東海道の宿場町・関宿を訪ね、タイムスリップしたかのような旅の醍醐味を味わえた。ディナーの和食は写真の通りの「食めぐり」。和食が多めのクルーズだったのも今航の特徴だろう。

関宿で。大旅籠だった玉屋から、往時の姿を残す通りに向けてシャッターを切る
江戸期以降の各時代の建物が連なる地蔵院門前
「飛鳥 食めぐり」では寄港地の新鮮な山海の幸を仕入れてメニューを構成。和食ディナーに並んだのは和歌山県産・柿の白和え、三重県産の鰹やカワハギ、スズキなどの造り、三重県答志島産・鰆の味噌柚庵焼き、紀州南高梅を練りこんだ冷やし梅そばなど

そして最後の終日航海となる8日目は、横浜までの距離に余裕があるため、駿河湾をゆったり、ぐるりとクルージング。窓の向こうは一日中ずっと、青い海と富士山の眺め。今航には珍しく夕方に少しだけ風が出たものの、昼のアナウンスで聞いた「きょう夕方、西伊豆の宇久須港で、飛鳥Ⅱのお客さまのために花火が上がります」というサプライズで期待いっぱい。

 

暗がりのデッキや窓を赤や緑に染める花火に気分も上がり、その流れで最後の晩のインフォーマル・ディナーへと足を運ぶ。

駿河湾クルージングは終日、富士山を望む快晴
CRUISE GALLERY
駿河湾クルージングは終日、富士山を望む快晴

「いや~、本当にいい秋旅だったね。次にお会いするのはどのクルーズかな?」。

 

うれしそうに話すなじみ客の笑顔が印象的だった。待ち焦がれた船旅のよさのすべてが揃った、充実ののんびりクルーズだった。

 

取材メモ
のんびり秋旅クルーズ
日程:2022年11月3日(木・祝)~11月11日(金)
コース:横浜~(瀬戸内海クルージング)~高松~新宮~四日市~(クルージング)~横浜
船名:飛鳥Ⅱ(郵船クルーズ)
総トン数:5万444トン
乗客定員:872人/乗組員数:490人

郵船クルーズ公式サイト https://www.asukacruise.co.jp/

 

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