ゼロから作った現地駐在オフィスは
新造客船の意思疎通を担う重要拠点
飛鳥Ⅲが建造される建屋のすぐ脇、煉瓦造りの建物2階に駐在オフィスがある。主な仕事は設計や建造に関する交渉や打ち合わせを造船所側としたり、日本の本社とリモート会議をしたり。船体の大きな箇所からインテリアの壁の柄ひとつを決めるところまで、新造船のほぼすべてに渡る。
コロナ禍での苦労もあったものの、「現地に事務所があることで造船所と緻密なやりとりができますし、本社に判断を仰ぐ際にも時差を活用すれば半日後には答えが出るなど、駐在オフィスの存在価値を実感しています」と副サイトマネージャーの丸 元夫さん。
現地駐在オフィス開設は家を借りて最寄りのスーパーを探すようなゼロからの出発だったそう。今では市場の魚介で料理を楽しむスタッフがいるほど現地になじみ、新造客船の一大ミッションに取り組んでいる。

駐在オフィスの精鋭たち

オフィスの壁には寄せ書きの旗が

造船所内に設けられた郵船クルーズの駐在オフィスは風情ある煉瓦造りの建物の二階

エントランスには飛鳥Ⅲの大きなイメージイラストも

造船で栄えるパペンブルクは美しくも愛らしい小さな町。運河には跳ね橋がいくつも掛かりr
CRUISE GALLERY

造船で栄えるパペンブルクは美しくも愛らしい小さな町。運河には跳ね橋がいくつも掛かりr

風車や教会が町に彩りを添えている
CRUISE GALLERY

風車や教会が町に彩りを添えている
CRUISE2023年秋号に掲載
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