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絶好調のMSC、わずか1カ月で40万人集客

2022.11.14
外国客船

マーケットの急速な需要の高まりと相次ぐ新造船の就航を追い風に、MSCクルーズは10月中だけで約40万人の予約を獲得した。同社によると1カ月間の集客実績としては過去最高。特に2022年から2023年にかけての冬季と夏季シーズンに人気が集まっているという。パンデミック関連の規制が徐々に緩和されてきたことも後押しとなり、発表済みのほぼ全てのクルーズで、乗船率は過去最高レベルで推移している。

 

MSCクルーズは過去3年間で5隻の新造船を投入しており、先月24日にはフランスで建造中だった同社初となるLNG焚きクルーズ客船「MSCワールド・エウローパ」(21万5863トン、2626室)が竣工。この後も新造船は「MSCシースケープ」(16万9400トン、2270室)、2023年半ばには「MSCユーリビア」(18万3500トン、2419室)が続く。2025年までに同社の船隊は25隻に拡大、さらに2030年までに新造船6隻を追加建造する予定。

 

「MSCワールド・エウローパ」は今月20日から始まるFIFAワールドカップ期間中、ドーハでホテルシップとして停泊。その後、来年3月まで中東クルーズ、来夏は地中海クルーズに展開する。

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