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商船三井、新クルーズブランド名と第1弾船名を発表、世界一周も

2023.10.12
日本客船

商船三井と商船三井クルーズは、商船三井グループの新たなクルーズブランド名を「MITSUI OCEAN CRUISES」(ミツイ・オーシャン・クルーズ)とすることを発表した。2024年12月就航予定の第1弾の客船は「MITSUI OCEAN FUJI」(ミツイ・オーシャン・フジ)に決定した。2025年4月発の世界一周クルーズも発表した。

 

船名は2012年に引退した「ふじ丸」の名を継承するものとなった。当面はにっぽん丸との2隻体制とする。にっぽん丸の引退時期は未定。1~1年半は外国籍とし、その後日本籍に移行する計画。商船三井が2027年以降、就航させる新造船についても同ブランドの船隊に加える。運航会社は商船三井クルーズ。

 

乗客は国内だけでなく台湾や香港、シンガポールなど海外の乗客も対象とする。都内で開催した記者会見に和服姿で登壇した向井恒道・商船三井常務執行役員は「海運不況時でも安定収益を維持できるクルーズ事業を強化し、新たに複数隻を投入することとした。インバウンド客で全体の25~30パーセントが目標。2035年のあるべき姿として、ラグジュアリーブランドとして日本とアジアのお客さまに『上質な日本』を感じるクルーズ体験の提供を目指す」とした。

 

全客室をスイート客室とし、カテゴリーは7種類。フルサービスのダイニングが2カ所、ビュッフェが2カ所。船尾のマリーナカフェも予定する。上野友督(ゆうすけ)・商船三井クルーズ代表取締役社長執行役員は「日本の上質なおもてなしと王道のラグジュアリー・クオリティーの融合した体験を創造し、日本発祥のウエルビーングを実現する」とした。

 

来年12月の就航後は各地で2~3泊のショートクルーズを展開。2025年4月12日からは100日間の世界一周クルーズを実施する。冨田瑞穂・商船三井クルーズ営業部課長は「同船は客室が広く、長期クルーズに適している。長期クルーズを期待するお客さまの声を反映させた」とした。

 

写真1点目:ミツイ・オーシャン・フジ外観

写真2点目:最多の客室カテゴリー、ベランダ・スイート

写真3点目:記者会見の様子。商船三井の向井常務執行役員(右から4人目)、商船三井クルーズの上野社長(左隣)、同・冨田課長(右から2人目)ら

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