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第2四半期も好調のRCL、通期利益予想を引き上げ
2025.07.30
業界
ロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)は29日、2025年第2四半期(4月〜6月)の決算を発表した。売上高は45億3800万ドル(前年同期比10.4%増)、純利益は12億1400万ドル(同41.5%増)と好調だった。
この結果、上半期(1月〜6月)の売上高は85億3700万ドル(前年同期比8.9%増)、純利益は19億5000万ドル(同59.6%増)となった。
第2四半期の1株当たり利益(EPS)は4.41ドル(前年同期3.11ドル)、調整後EPSは4.38ドル(同3.21ドル)だった。調整後EBITDA(金利、税金、償却前利益)は19億ドル(同16億ドル)。
上半期のEPSは7.11ドル(前年同期4.46ドル)、調整後EPSは7.09ドル(同4.98ドル)、調整後EBITDAは33億ドル(同28億ドル)となった。
好決算の背景について同社は、直前予約の増加やTUIクルーズの業績アップ、支出のずれ込み、金利負担の減少などを挙げている。
第2四半期の乗客数は前年同期比10%増の230万人だった。乗船率は110%(前年同期108.2%)、上半期は109.6%(同107.6%)だった。
第3四半期の予想EPSは5.55〜5.65ドルで、第2四半期からさらに上昇する見通し。第2四半期の客単価は前年同期比で5.3%上回ったが、第3四半期も2.3%〜2.8%増加する見込み。
通年見通しについて同社は、調整後EPS15.41〜15.55ドル(前年比31%増)、客単価は3.5〜4.0%増を見込んでいる。
写真提供:RCL

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